パラダイス・サーティー 下 (幻冬舎文庫 の 2-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 107
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284718

感想・レビュー・書評

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  • めでたく事件勃発からラストまで、テンポよく読めた。なんとなくいい感じで終わりそうなとこを、最後にひっくりかえすあたりがよかったね。

  • 乃南アサ&題名に惹かれて読み始めました。最初はちょっとおもしろくないな・・・(栗子がめんどくさすぎる)って思いながら読み進め、栗子の恋愛がうまくいき始めて絶対そうそううまくはいかない、と思ったけど、まさかこんな展開になるとはびっくりです。
    途中から描いた展開も見事に裏切られました。総じて楽しく読めました。

  • 上下巻。タイトルで手にとってしまった私は立派な
    "お年頃"。

    上巻はよくある30歳かけこみ症候群の突っ走った話。
    盲目になってる主人公にはかなりイライラさせられた。
    正直、ウザささえ感じた。
    下巻は雰囲気が変わってサスペンスタッチ。
    最後のエピソードがあったので★2→3。
    そうそう甘くない。

  • 下巻。
    上巻であまりに幸せそうで、理想な彼だったので結婚詐欺ぐらい覚悟してたけど、それより少しきついものでした。

    親友でオナベの菜摘は菜摘で色々とつらい立場だし。
    ちょっと辛い恋愛だったけど、親友のおかげもあってその段階で気がつくことができたって言えるんじゃないかな!

    それにしても、最後の最後の展開には少しだけ笑えました

  • ◆あらすじ◆
    親友栗子が愛する男の新の姿を知った菜摘は、彼女がこれ以上傷つかないよう、同時に自分の恋人をヤクザ者の夫から自由にするため、裏の世界に手を回したが……。
    三十歳を目前にした栗子と菜摘は、深く傷つきながらも自分にとっての幸せを模索し、少しずつしなやかな逞しさを身につけてゆく。
    揺れる心理を緻密に描く、感動のサスペンス長編。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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