ソウル・ミュ-ジック・ラバ-ズ・オンリ- (幻冬舎文庫 や 1-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1327
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284756

感想・レビュー・書評

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  • お洒落な外国映画を観ているような本。

  • 山田詠美が直木賞。
    いったいどんな作品なんだろう。
    と思って読んだのよ。
    読むのは二回目なんだけどね、私も大人になったのか
    すっごくしみじみと読むことが出来たわ。

    この人の本で必ず出てくるのがメイクラブ。
    同じ作家でも渡辺淳一なんかはすっごく官能的で厭らしい感じがするのに
    この人の作品ってすっごくキレイなことだ。
    って思わせてくれるのよ。
    まるで映画のワンシーンのような感じ。
    だから読んでても飽きないのよね。

    8つの短編小説集。
    どれもこれも素敵なストーリーばかりだったわ。
    最初から引き込まれていくから1日で読んじゃった。

    ★WHAT'S GOING ON
     結婚した主人公アイダがバーで昔別れた男ロドニーに会うストーリー。
     ★★★★☆

    ★ME AND MRS. JONES
     ティーンエイジャーのウィリーが尻軽女のMRS. JONESに恋をしたお話。
     ★★★★☆

    ★黒い夜
     婚約者がいるティナに恋をしてしまったジョニーのお話。
     これは『ひざまづいて足をお舐め』に出てきた話と一緒だ~。
     ★★★★☆

    ★PRECIOUS PRECIOUS
     ティーンエイジャー・バリーの切ない恋を描いたストーリー。
     ★★★☆☆

    ★MAMA USED TO SAY
     ステップマザー・ドロシーに恋してしまったティーンエイジャー・ブルースの話。
     ★★★★☆

    ★GROOVE TONIGHT
     魅力的な女性・デニスに嫉妬するカーティスの恋。
     これがこの短編集の中で一番納得いかない物だった。。。
     ★★☆☆☆

    ★FEEL THE FIRE
     恋人に死なれたイヴァンを慰めるルーファスの切ない思い。
     ★★★★☆

    ★男が女を愛する時
     一度会っただけで、恋に落ちることを宣言したウイリーと画家・私の短い恋話。
     ★★★☆☆

  • 第97回直木賞受賞作品。アメリカの黒人らの恋愛模様をR&Bのように甘美なグルーヴィーな文章に乗せて描く。あとがきを読むと自分自身を「日本語が一番うまいSister」と称する山田詠美氏の私小説に近いのかもしれない。全体に流れる何処か投げやりで何処か哲学的な雰囲気は山田詠美氏ならでは。ただ、終始男女関係を基にした恋愛事情を描いた内容にやや食傷気味。

  • 魅力的な男と女たちの話。
    恋しないとなぁ〜

  • 山田詠美にであった最初の作品
    衝撃
    soul musicがまして好きになった!
    率直な人間に憧れる

  • 3.1


  • 「女を愛すること以上に重要なことがこの世にあるだろうか」

    ない。ないだろ?
    ないと言ってくれ。
    だから私も男を愛す。

  • 山田詠美さんの肉体感覚表現を堪能したい人におすすめ。

  • <目次>
    WHAT'S GOING ON
    ME AND MRS. JONES
    黒い夜
    PRECIOUS PRECIOUS
    MAMA USED TO SAY
    GROOVE TONIGHT
    FEEL THE FIRE
    男が女を愛する時
    あとがき
    解説 青山南

    2016.07.16 山田詠美は『痴人の愛』に影響を受けたらしい。

  • 湿り気のある緊張感が漂う本

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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