ソウル・ミュ-ジック・ラバ-ズ・オンリ- (幻冬舎文庫 や 1-4)
- 幻冬舎 (1997年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877284756
感想・レビュー・書評
-
第97回直木賞受賞作品。アメリカの黒人らの恋愛模様をR&Bのように甘美なグルーヴィーな文章に乗せて描く。あとがきを読むと自分自身を「日本語が一番うまいSister」と称する山田詠美氏の私小説に近いのかもしれない。全体に流れる何処か投げやりで何処か哲学的な雰囲気は山田詠美氏ならでは。ただ、終始男女関係を基にした恋愛事情を描いた内容にやや食傷気味。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.1
-
山田詠美さんの肉体感覚表現を堪能したい人におすすめ。
-
エロかった。あ、でも向こうの文化はこういう感じかな?MAMA USED TO SAYは良かった。
-
ストレートな恋愛小説。セックスに直結しすぎな感もあるが、気持ちの動きの描写が巧い。登場人物が日本人ではないのがいいのだと思うが、反面感情移入ができなかった。
-
「色恋沙汰は人間が人間であるために不可欠の要素である。悲しくて、楽しくて、そして、甘い。これらの感情は具体的に生活を送るのにはほとんど役に立たない。役に立たないからこそ贅沢である。私は心の贅沢を知っている男や女が大好きだ」
-
OKベイビーって、文字にすると… とか、野暮なこと言うのは無しよヾ(´ー`)ノ゙
-
理解できそうで
理解しきれない彼女の言葉。
あぁぁぁ、もやもや!
うぅうぅぅ、もどかしぃ!
そんな感じ。 -
思春期の時分に読んで、あらぬ妄想を駆り立てられた覚えのある小説。ソウルミュージックの歌をタイトルに添えた短編の数々。楽譜は読み取るものでは無く、感じ取るもの。猥雑ながらもどこか優美さを心に留めてしまうのが魅力な小説。
-
もう少し作品を寝かして、自分もあともう少し社会を知ってから読むべきだった。まだ良さが分かるところまで来ていなかったな自分。