フリーク・ショウ (幻冬舎文庫 や 1-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 106
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284770

感想・レビュー・書評

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  • 山田詠美全部読んだ中でも、
    1、2を争うぐらい好き。
    全部がキラキラ☆してる短編集。
    絶対に海外に持っていく一冊。

    読むと今でもはぁぁーってなって、
    化粧して出かけたくなる。

  • パーティーフリークにしてラブフリークの男女の物語。
    日本人同士の恋の話もあるけれど殆どがジャパニーズとブラックの恋愛話。

    毎晩あの店ではパーティーみたいな夜が繰り広げられ、パーティーみたいに恋が始まる。
    パーティーは華やかで自分は酒と空気に酔って浮かれて地に足が着かない。
    パーティーはいつのまにか終わって酔いは醒め、重い足を引きずって日常に戻っていく。
    でも、週末になればまたパーティーに飛び込みたくなる。
    そんなどこか刹那的な状況を楽しめる男女のかっこいい粋な本。

    短編集なんだけれど、前の話の登場人物が次の話の主人公になってるようなちょっと小洒落た構成。
    かかる音楽や飲んでる酒も決して新しくは無いけれど小洒落てて落ち着いてて粋。
    登場人物も生き方が個性的で自分の信条を持ってて粋。

    お酒にぴったりな粋な本。
    この話をバーの片隅で読んでると誰かと話がしたくなる。

著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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