キャンティ物語 (幻冬舎文庫)

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著者 : 野地秩嘉
  • 幻冬舎 (1997年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284947

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キャンティ物語 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 林真理子「アッコちゃんの時代」に出てくるキャンティの背景をもっと知りたくて、この本を手に取りました。店の常連であることが、都会の文化人・都会のおしゃれな不良の証であるような、一見さんには敷居の高いイタリアンレストラン。私の想像の及ばないような世界にクラクラしました。

  • 再読

    キャンティを中心にした川添浩史の生涯。

    文化人サロンとしてのキャンティのオーナー夫妻
    素敵な伝説として語られることが多いけど、それだけに留まらず
    多種多様な人々のインタビューを元に色々な角度から彼らを見た一冊。

    学歴詐称とか(笑)(やはり昔はそういうとこバレナイのね)
    家督を食い潰したお坊ちゃまとか晩年高松宮様に疎まれたとか
    そういう面もあったのね。
    しかしお二人と交流があった面々が大物すぎて・・・!
    キャパと親友なんだもん

    梶子さんの写真も載ってて嬉しい。彼女だけで一冊読みたかったな。
    安井かずみすらお亡くなりになってる昨今ではかなわぬ事なんだろうな・・・

    バルセロナホテル・コロン、ブルーダニューブ

  • 女神、梶子を雑誌で目にしたのは
    十代後半だった。
    この女の人は今まで自分の周りを
    過ぎて来た人とは違う。
    一目惚れというやつだった。
    知的で奔放で愛した人には、とことん
    可愛い情熱を注ぎ、彼がこの世を去れば、自然に息絶えるそんな姿も可憐だと思った。

  • 六本木から東京タワーへ向かう途中、外苑東通り沿い、伝説のレストラン、キャンティの前を通りかかったことがきっかけで、この本を手に取りました。女優加賀まり子さんが、昔、トーク番組でキャンティーの話をしていたことから、昔、有名人が集ったレストランということは、知っていましたが、あまりにもこじんまりとした店構えに、これが…有名なキャンティ? と驚きました。キャンティは、皇族から文化人、六本木で暇をもてあましていた若者まで出入りする店でした。そこで才能を見いだされ、世に出た人も多いといいます。どのような出自であれ、その後の環境により、挽回はいくらでも可能だと私は信じます。人生を階段に例えるなら、その踊り場に、必ず出会いがあるはずです。環境を見つける嗅覚が、キャンティに集った若者にはあったのでしょう。毎日のように集い、食事をし、話をし、お互いの人となりを理解する、また、人の才能を見出し、それを活かすことができる大人がいる。キャンティは、1960年代から70年代、古き良き時代の、才能のある人が偶然に集った溜まり場なのか。現在、キャンティのような溜まり場は、存在するのでしょうか。

  • 「『キャンティ』とは一軒のイタリア料理店を指すのでなく、そんな人々が集まったあの時代の、あの空間だけを指すのだ」この一文がすべて。川添浩史・梶子夫婦と客たちの熱量にやられた。大きな人に会いたいものだ。

  • 「キャンティ」とそこにまつわる人々の物語を描いたノンフィクション。
    本書は福澤幸雄の死とそれを回想する松田和子の言葉から幕を開ける。

    後藤象二郎のひ孫にあたる創業者の川添浩史がいかにして国際的な文化コネクションを得たのか、その妻である梶子とは何者だったのかずっと謎だったのだけど、本書はその辺りも詳しく記述してあって面白かった。

    キャンティは、「六本木にある伝説的なレストラン」「名だたる著名人が集まる文化サロン」「ユーミンのデビューのきっかけとなった店」と様々な形容をされる事が多い。
    しかし実際のキャンティはそういう言葉では表現できない程魅力に溢れていた空間であり、浩史・梶子夫妻の美意識と感性の塊であり、それに集った人々が生きた時代であったという。

    “レストランともサロンとも一味違った唯一無二の場所”という例えはなかなか想像し難いけれど、本書にはインタビューを基にしたエピソードが沢山綴られていて、まるで自分も60年代の空気の匂いを嗅いでいるかのように想像をかき立てられた。

    手が届きそうで届かないもの、掴めそうで掴めないもの。だからこそ人を惹きつける。キャンティはそういう空間だったのかもしれない。

  • 傑作!!! 当時のキャンティでオッソブーコ食べたい

  • 人は生まれ、それぞれの生を営み、やがて死を迎える。しかし、何に対してであれ真摯に立ち向かったそれぞれの精神は次の世代に記憶され、受け継がれて新たな創造を刺激する。

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キャンティ物語 (幻冬舎文庫)の作品紹介

三島由紀夫、安部公房、黒沢明、岡本太郎、小沢征爾、篠山紀信、加賀まりこ、かまやつひろし、ビートたけし、坂本龍一、村上龍、松任谷由実…'60年開店以来、きらめく才能が集う伝説のレストラン「キャンティ」。そのオーナーにして希有な国際人といわれた川添浩史、梶子夫妻の生涯と「キャンティ」を愛する客達の青春を描いた長編ノンフィクション。

キャンティ物語 (幻冬舎文庫)はこんな本です

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