夢について (幻冬舎文庫)

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著者 : 吉本ばなな
  • 幻冬舎 (1997年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285005

夢について (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 1994年9月9日初版発行。雑誌で連載されていたエッセイをまとめたA4の薄い本。ボールペンのようなタッチの線と薄いブルーのみで描かれた原マスミのイラストがひとつのエッセイにひとつずつ。作者が見たことのある夢の話が多く、不思議な感じがするエッセイだった。よしもとばなな初見。

  • 小さい時目が悪くてオバQを読んでいて
    というエピソードで、
    最近報われたから過去の自分に
    「必ず報われるから頑張れ」って言ってあげたい
    という気持ちはとてもよく分かる。
    誰にでもあるのじゃないだろうか。
    あの時の自分はよく頑張ったな。
    よく乗り越えたな。だから今がある。
    今幸せだから大丈夫だよ、と言いたいこと。
    私にはある。
    その反対に、未来の私が今の私にエールを送っていることがあるのかも。
    なんとなく、その考え方はいいなと思った。

    私は時々、急に周りの空気がざわっと変わって澄んで
    目が急に良くなったみたいに
    寝ていたのが覚めたみたいに、急に景色が生々しく
    はっきりと見える時がある。
    そういうとき、
    誰かが見てくれている。覚えてくれている
    という気持ちになるので
    もしかしたら
    いつかの私や、大事な誰かが送ってくれたエールが
    どんな形であれ届くのだとしたら
    やっぱりちょっと素敵かもしれない。

  • 青だけを使ったイラストが綺麗な本。ぜんぜん古くささがなくて、本当のことばかり書いてあるみたい。
    よしもとばななさんは最近読み始めたけど、この人も漫画好き、わたしも漫画好きなのでなんだか安心して読める気がする。

    6/7/2017 EST

  • 眠っている時に見る夢や、少し不思議な体験を綴ったエッセイ。

    描かれているようなことを私も体験したことがあるような、ふわりとした後味が残る。

  • 年初から素敵な本にばかり出会う。
    今年は良い年になりそうです。

    「生きていくことは、本当はもっとこんなふうにエロティックで、食べること、性と、死ぬことと、大自然と、何もかもがこんな風に大胆に野蛮にしかも美的に混在しているんだなあ」

    「生きていることは、ただ美しいです。そして一期一会、というのは単なる事実なのです。
    反省します。」

  • ばななさんがみた夢についてのいろんなお話。原マスミさんの挿し絵がとっても素敵!
    私は起きた頃には夢の内容の半分以上を忘れてしまっているから、こんな風に鮮明に覚えてるのは羨ましいことだ。

    過去…っていうのが一番好きで、オットセイやアザラシグッズを収集していたばななさんが可愛いなぁと思った。
    この本を読んで、ばななさんという人間が身近に感じられた。エッセイの良さだと思う。
    良い物語を書くばななさんの人生は豊かで、物語よりもリアルで、いろんな感情がつまった美しいものなんだろうなあ。

  • 夢についてのひとつひとつのエピソード。独特な世界観で、でもやさしくて…。「ですます」の文章で構成されているから、でしょうか。しんとした夜に読むと最高にいいです。本に選ばれた紙の質と、原マスミさんの白とブルーのイラストもとても好き。

  • 期待してたばなな本とはちょっと違うかんじ??

    ただやっぱりばななさんには
    ちょっとした不思議な能力を感じます。
    ばななさんがみた夢についての話なんだけど
    やはり作家さんだけあってリアルな上に筋立てられた夢

    わたしのみる夢なんて
    白黒な上に時間も空間もすぐ飛ぶしわけわからなすぎ
    夢について なんて本を書けること自体がすごかったりして?

  • (1998.10.25読了)(1998.10.03購入)
    (「BOOK」データベースより)
    手触りまであるカラーの夢だって見ることができる著者のドリームエッセイ。会えるなんて思ってもいなかった、憧れの藤子F先生と対談して大感激した話。死んでしまった大切な友人に夢のなかで再会できた話など、優しい気持ちにさせてくれる「青い」出来事を綴った二十四編。夢は美しく生きるためのもうひとつの予感。

    ☆吉本ばななさんの本(既読)
    「N・P」吉本ばなな著、角川文庫、1992.11.10
    「FRUITS BASKET」吉本ばなな著、福武文庫、1993.04.15
    「とかげ」吉本ばなな著、新潮社、1993.04.20
    「B級BANANA 吉本ばなな読本」吉本ばなな著、福武文庫、1995.03.25
    「アムリタ(上)」吉本ばなな著、角川文庫、1997.01.25
    「アムリタ(下)」吉本ばなな著、角川文庫、1997.01.25
    「マリカのソファー/バリ夢日記」吉本ばなな著、幻冬舎文庫、1997.04.25
    「ハチ公の最後の恋人」吉本ばなな著、中公文庫、1998.08.18

  • 私はこれ、けっこう好きだな。
    吉本ばななの「夢について」の話。
    友人とそっくりの夢を見ていたり、死んだ人が夢に出てきたり。奇妙な話が多いし、一人宗教っぽくもあるんだが(ご本人もそれは自覚してるっぽい)呑まれる感覚が愉快。

    私は幽霊や死語の世界については「いるか、いないか、あるか、ないか知らないが、まあいたらいたで私には害がない(見えんから)」と認識しております。
    どうでもいい訳でもないんだけど、自分に見える世界でいっぱいいっぱいだもの。余裕ができたら考えてもいいよなあ。今はそんな感じ。

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