- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877285005
感想・レビュー・書評
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読みやすい短編集
よしもとばななさんの世界観に至る吉本さんの性格や考え方が垣間見える。
人間味あふれる話も多く、読み終わりはほっこりと寂しさを感じた。
面白い夢や心残る夢を見たら、私はこの本をまた読みたくなるはず。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢の中で見た描写があまりにもリアルで、さすが作家だなぁと感じた。物語を作るように夢も描かれているんだとしたら、日々の暮らしも豊かな感性を持っている人なんだと思う。
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青だけを使ったイラストが綺麗な本。ぜんぜん古くささがなくて、本当のことばかり書いてあるみたい。
よしもとばななさんは最近読み始めたけど、この人も漫画好き、わたしも漫画好きなのでなんだか安心して読める気がする。
6/7/2017 EST -
年初から素敵な本にばかり出会う。
今年は良い年になりそうです。
「生きていくことは、本当はもっとこんなふうにエロティックで、食べること、性と、死ぬことと、大自然と、何もかもがこんな風に大胆に野蛮にしかも美的に混在しているんだなあ」
「生きていることは、ただ美しいです。そして一期一会、というのは単なる事実なのです。
反省します。」 -
大好きな作品です。ばななワールドが堪能できる一冊。
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現実的な夢や、あり得ないことばかりが起こる夢。予知夢を見たり、他人と同じ夢を見たり。たくさんの“夢”にまつわるエッセイ。<br><br>
友人達と、夢の話をするのは楽しい。私が聞いた中で、最も興味深かったのが“夢の中での自分の家”の話。現実の自分の家じゃないし、見た事もないのに、いつも夢の中の自分はその家に住んでいるんですって。<br>
吉本ばななの宗教に対する考え方が好き。“宗教”と聞くと、オカルトや危ない集団というイメージが強いけど、だれもが一度は考える「なぜ生きるのか?」を真剣に探求する人達の、一つの結果が宗教なんだと思います。だから、哲学者や自己表現活動をする人々と共通する点が多いのでしょう。<br>
それでも、確かにうさんくさい宗教人はいます。その判断は、おのおのの自己責任。自分の哲学を磨いていれば、本物と偽物の区別がつくのでしょう。(何が本物で何が偽物かも、人それぞれですが)<br><br>
イラストを描いている原マスミさん。本編にも度々登場しています。ブルーが夢うつつの優しい時間を彷彿させます。別の色だと、どんな絵になるのかが気になる。 -
挿絵も好きだし、心に残る。夢の本だけに、読んでたら不思議な夢を見てる気分になる。