伝説の雀鬼・桜井章一伝 (幻冬舎アウトロー文庫 O 14-1)

著者 :
  • 幻冬舎
3.56
  • (4)
  • (5)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 57
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285142

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • #2820ー115

  • とにかく勝負への準備の周到さと集中力がハンパない。映画のような人生を賭けた勝負が盛り沢山だが、ここまで真剣にやらないと生き残れない、ましてや雀鬼と呼ばれるまでにはなれないんだと思った。

  • もう10年以上前の話だと思うので、今どうなっているのか知らないけれど、桜井章一が経営していた「牌の音」というフリーの雀荘があり、その内の1つである町田店によく麻雀をしに行っていた。そこは若いメンバーがきびきびと働き、本当に気持ちの良い雀荘だったが、打っている麻雀も独特で、客は強制されるわけではないけれども、第一打に字牌を打たないとか、ドラの早切りをしないとか、南の4局オーラスで意味のないあがり(例えばトップを確定させるだけとか、順位が変わらないとか)はしないとか、のルールが徹底されていた。仕事上で海外出張が増えたり、実際に海外に赴任したり、ということがあり、足が遠のいてしまったのだけれども、きびきびした感じとある種の緊張感があり、海外赴任が終わって、また機会があれば、行ってみたい気がする。桜井章一のお店なので、桜井章一自身ももちろんよく顔を出していた。若いメンバーや若い客から「会長」と呼ばれていて(会長と呼ばれていたのは、雀鬼会という競技戦を主催していたからだと思うが)、桜井章一が現われると場の雰囲気が変わるというか、皆から慕われている感じがよく分かった。時にはメンバーとして卓に入ることもあり、その時には、勝ち負けとは関係なく、客に楽しんでもらえるような麻雀を打っていたような記憶がある。この本は桜井章一の裏プロ時代の伝記である。まぁ、僕などには想像もつかない麻雀がそこでは打たれていたのであろう。それは別にして、自分のお店の若いメンバーは若い客に慕われていた桜井章一を見るのは悪くなかった。

  • アウトローの人生はやはり面白いです。
    実話を元にした内容だと思うのですが、ホントですか?
    ちょっと妄想入ってませんか?
    って聞きたくなります。

    でも、間違いなく面白く読めます。
    なんでも道を極めた方はすばらしい。

  • 麻雀の裏世界で、20年間無敗の「伝説の雀鬼」こと桜井章一について書かれた小説。内容はフィクションもあるようですが、ある程度事実に基づいて書かれており、桜井氏は実在の人物です。
    この小説を基に描かれた「shoichi」という漫画があり、Vシネマもあります。私は漫画から入りました。
    小説なので、当然ながら絵が無い分、こちらの方が生々しさのようなものを感じました。
    私は最後の一人だけの引退試合が好きです。しびれます!熱いです!おもしろい。

  • 映画にもなった伝説の雀鬼桜井について書かれた一冊。

全6件中 1 - 6件を表示

柳史一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×