- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877285494
感想・レビュー・書評
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村上龍のなかでいちばん好き。いま読むとふるくさいけれど、青臭くて好き。
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「女子高生援交もの」だけどこの手のものにお決まりの予定調和的な展開(いわゆる女子高生の魂の救済エンド)、そんなものはない。ただ淡々と、目まぐるしい速度で、日常は過ぎていく。電車の窓を流れていく景色のように。ありあまるほどの物質と記号に囲まれて。そんな中で、目がくらむほどの輝きを、いっしゅんだけ放つものもある。インペリアル・トパーズの指輪。そして、紙ナプキンの切れ端に書かれた秘密の名前、「ラブ・アンド・ポップ」。
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若さは素晴らしくなんかない。若さは際限なく孤独だ。
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臨場感と人の心を読み取るような文章は、さすがです。
でも、ストーリーはハッピーエンドのようでこのタイプならもっとヤバいところまで追い込んでも・・・と思ってしまいました。 -
£1
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表紙絵の通り、いまどき女子高生の話です。
私個人の意見としては、援交は別に・・・です。
そういう意味では登場人物に感情移入もしやすかったはず・・・
なのに1回目に読んだときは何かが違いました・・・
そう、最後まで読んでなかった~~!(ちょっとした事で><)
そりゃ不快感も残るわ・・・と気づいたのは1年後・・・
一気に読んでいればもうちょっと違った感想が出てきたのかも・・・
人間、一年間も同じ感情で生活はできません。 -
久々に読んだ村上龍。
相変わらずぶっ飛んでる文体だなって。
渋谷の騒々しさとかは分かったけど、好きじゃないな。
ただの文字の羅列。
援助交際をしてしまう女の子のお話。女子高生目線でね。
思ったその日に買わないと価値がなくなるってのは共感。
最後、ピラフのついた紙ナプキンに書いてあった名前。ラブ&ポップ。
そこは良かったよ。