トゥモロウズ・ソング (幻冬舎文庫 さ 1-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 192
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285623

感想・レビュー・書評

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  • そんなにも何もすることがないのかな? シドの変化もほとんど読み取れないし、クライマックスの盛り上がりもあっけないかなぁ。

  • 意外にも(と、たった2冊読了で決め付けるのも変ですが)随分SFチックな設定の物語でした。
    最初にアカリとシドが一本のエイズ検査薬を同時に使い、陽性反応が出てしまうと言うエピソードがあります。どこかで聞いたような話なのですが、テレビで似たような設定の番組でもあったかと思いつつ読んでました。でも、この話はチョットテレビ化しにくそうです。かなりSFよりで、あまり一般的でない様に思えます。ただ、個人的には好きなのですが。
    単純にSFとして読めば、ある種の陳腐さは逃れられないと思いますが、アカリとシドの、破滅的生活の中での愛の形あたりがそこそこ描けていて、救われます。著者にしてみれば、こちらのほうが主題かもしれませ。
    こういう設定を読むと、どうしても「スラン(A・E・ヴァン・ヴォクト)」を思い出してしまいます。久しぶりに再読しようかな。

  •  えーっと……アカリという女の子とシドという男の子が、一本のエイズ検査用スティックに二人の唾液を垂らしてみると、陽性を示す反応が出た……という話。
     どっちかがエイズなのか? 両方ともがエイズなのか?
     極限状態で行われる生活。
     他にもアカリには不思議な能力があって、人の思考が読み取れる……というものだった。

     んっとね。
     若いそれもイイコではない男女の恋愛物語……というのが、この人の書いた話を語るのには一番いい形容詞だと思う。
     個人的に、この人の話……どうして読もうと思ったのかは忘れてしまったのだけれど……この人の話は……。
     何だか……僕が書きたいものを書いてる……という気持ちにさせられた話だと思う。
     僕が書きたかったのはこれっ!! これなんだよっ!! ってすごく思った。
     僕って割と書くものが2つに分けられる……と自分では思ってて。
     全然、自分の体験したことのない悲しい落ちてしまった小説か……ファンタジーか……。
     で、この人は、僕のその現代小説の書きたかった話を書いている……しかもずっとリアルに……。
     なんていうか……これはちょっと、ある面では実際に経験したことがないと書けない話であると思う。
     そして、僕はこんな経験は死んでもできなし。
     できなかった……。
     大分、もう、思春期っていっていい年齢は過去になりつつあるからね。
     同級生はもう、大人の階段を昇り始めている……。

     だからきっと、少しの苦い思いと、羨望を抱きながら、私はこの人の本を読み続けるのだと思う。

  • 【内容】

    高校にも行かず、家を飛び出して二人で暮らす十七歳のアカリとシド。
    ある冬の晩、ふざけあった二人が一本のエイズ検査用スティックにそれぞれの唾液を垂らしてみると、そこには陽性を示す赤いサインが表れた。
    どちらかが、あるいは両者ともにHIVポジティブなのか?
    未来を黒く塗り潰した二人が、破滅に向かって走り出す凄絶な愛の軌跡。

    アマゾンより

  • ★あらすじ★
    高校にも行かず、家を飛び出した17歳のアカリとシド。ある晩、二人はエイズウィルスに冒されているかも知れないことを知る。未来を失った二人が、破滅に向かって走り出す壮絶な愛の軌跡。

  • どれにしよっかな〜と迷った結果、この本にしました。亜美は人によって好き嫌いがハッキリ別れる作家だし、ファンの中でも本によって評判が全然違う人なので。 自分か彼がHIVに感染してるって解ったら、、、

  • 学校の図書室で読んだけどなんかうーんってかんじだった

  • う−ん、何だかよく解らないとゅうのが正直な感想。<br>
    ちょっと苦手目です。<br>
    <br>
    だけどエイズに感染してるコトを知った後の、<br>主人公の変化がよく描かれてたと思う。<br>
    大切な存在への愛に、生きてるコトの大切さ。<br>
    <br>
    表現に胸が苦しくなりました。<br>

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