Z (幻冬舎文庫)

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著者 : 梁石日
  • 幻冬舎 (1998年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285890

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Z (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 同僚に借りた、梁石日さんシリーズ。
    正直、お腹一杯。
    北朝鮮、韓国、日本の力関係と戦争、そして在日の方の苦悩。
    毎回この作家さんが書く、国籍や自分のアイデンティティー。
    連続して読んだせいもあり、本作品は先に読んだのと比べるとイマイチかな。

  • あまりにも 朝鮮のことをしらない。
    それを覚醒させるような 大胆なテーマ。

    36年間 日本が占領していた。
    そのことが、朝鮮という国を 大きくゆがめた。
    在日であると言う アイデンティティが
    朝鮮とは 何かを問いかけながら
    その中で、日本との関係を浮き彫りにする。

    作家 朴敬徳は 在日で 奇妙な夢を見た。
    あなたは殺されるといわれ、
    殺し屋に 殺せと言ったオトコを
    逆に殺せと言って 殺した夢を見る。

    そして、韓国に出版パーティのために韓国に初めて行き
    自分のふるさと 済州島まで 行った。
    そこで、自分の戸籍を見ると 1944年に
    自分は 死んだことになっていた。

    死んだことにしたのは いとこの 朴大順 だった。
    なぜ そうしたのか?
    そのことを 飲み友達である 村中と一緒に
    朴大順の家にいくが あったオトコは 大順ではなかった。
    そして、そのオトコは あった日の夜に 殺されるのだった。

    第2部 場面は、急激に変化する。
    1945年 日本の敗戦を迎える直前。
    金満義が 日本軍の手先となって 朝鮮人を殺戮していた。
    そして 敗戦。金満義は じっと、その時期の到来を待つ。

    刑務所からでて、朝鮮の解放を知った人々の喜び。
    新しい朝鮮を作るために、どうするのか。
    治安維持隊を設立し 日本人に危害を与えないなどの
    動きをする。
    日本軍の手先となった 朝鮮人への憎しみは はげしい。
    また、親日派の動き。お金をもとに 揺さぶりをかける。

    日本から 朝鮮人へと移行するが
    その受け皿が ないことが問題だった。
    そして、アメリカ軍が 9月8日に 朝鮮に上陸。
    何と、アメリカ軍を保護していたのが 日本軍。
    歓喜する朝鮮人は アメリカ軍に襲いかかるように見えた。
    日本軍は 群衆に向けて 銃を撃つ。
    そこから始まる すざまじいばかりの弾圧。
    金満義は 復活する。金満義は Z とよばれる。
    殺戮したのが 2000人を超えると言う。

    それに対する 報復の集団 Y秘密組織。
    金満義を 探そうとするが。

    第3部に 朴敬徳の死亡戸籍からはじまる
    朴敬徳にたいする 執拗な 尾行と 追求。
    拷問さえうけるが、
    日本の警察と朝鮮の公安の連携。
    そして、Zの正体は。

    在日であるというアイデンティティが、
    すざましいエネルギーで、朝鮮の敗戦から戦後への移行を
    渾身に書ききっている。
    その筆力に 圧倒された。

  • 日本敗戦時の朝鮮半島の様子が垣間見れる。
    どこまでが真実かは、はっきりとしない。
    どこかしら中途半端な面がぬぐえないが
    これが作者の意図なのかもしれない。

  • 南京惨殺 慰安婦などの問題に対する裏組織に絡んでしまう 在日韓国人小説家 自分に重ねてかいてるのではと思わせる作品。ゼットとはいったい誰か..!

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