- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877285975
感想・レビュー・書評
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おしなべて幼少期の動物は可愛い。まだ目もはっきり見えぬうちから頼りない鳴き声をあげ、後をついてまわる。庇護欲を駆り立て、親でなくても守り育ててあげたくなるような、か弱さと危うさを持っている。
華奢で色白、イノセントな印象なのに唇だけがぽってりと厚く色っぽいミリ。芸能活動をしていて、学校ではアイドル的存在だった初実。
恋人ユキオの部屋に突然転がり込んできた彼の従姉妹ミリに翻弄され、自分たちの恋愛を取り戻すため画策する初実。しかし、婚約を破棄し向精神薬を服用するミリの危うさに次第にライバル意識は薄れていき・・・。
そしてミリから明かされる衝撃の事実。
恋人と別れを考えている訳でもないのに、ずっと好きだった人に似ている人にときめいてしまう気持ち、彼の愛猫に嫉妬してしまう心情、恋のさなかにありながら、すでにその恋がいつか終わることが分かっている瞬間とか。
せつないのう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
狂った感じがすごくよかった。アリーmy loveのアリー的な狂気があって。5年くらい前の私だったら、真似てたところたくさんある気がする。
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図書館の文庫本の棚の「あ」行からシリーズ。
狗飼 恭子さん。 -
これも愛の力なのか。
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恋愛小説なのに何か違う気がする。
世界が優しくて雨でも楽しめるような。 -
ぐちゃぐちゃになってる人の心が、いやでもあり、好きでもありました。
素直になれたらもっと楽だと思うけど、なれない人のむずかしさ。 -
少女マンガ。