まどろむ夜のUFO (幻冬舎文庫 か 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286002

感想・レビュー・書評

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  • まどろむUFO…評価はこの作品。頭の上のあたりに何かがまどろむような感覚が残る。姉が正常な世界から少しずつ外れていく過程が怖い。まるでUFOに吸い込まれていくように。
    もう一つの扉…主人公は出会ったその日に男と寝るような女。しかも見知らぬ男と同棲も出来ちゃう。ちょっと僕の守備範囲を超えていて理解不能だった。
    ギャングの夜…引用されたギャング映画はボニーとクライドのことかな。どこか陰があって何かを引きずるような印象。この作風は好き。

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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