波の上の甲虫 (幻冬舎文庫 い 6-3)

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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286194

感想・レビュー・書評

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  • 2012.10.03読了。

    彼が貸してくれた本。
    彼らしいとも思えた本w

    一言でいうなれば、掴みどころがない!

    南の島に来た彼は毎日の出来事を綴った手紙を出版社に当てて書く。
    さらにもう一人、嘘の手紙を書いていると言う彼。
    そして途中から後者の彼は手紙とは別に日記も書いていると言い、前者の彼は日記こそ嘘でそれを日本に帰って手紙と合わせた小説にするのだと言う。

    途中から混乱してきて、どれが現実なのかよくわからなくなってしまったが、それこそ著者の使う技法のようだ。
    結局何だったんだ?みたいな。

    内容も基本的に穏やかで、だから余計に何だったんだ?感が増している気がした。
    どちらも夢の中のような、霧の中にいたような。

    結局謎が解けぬままで読み終わり、ちょっとモヤモヤ。

  • 今、読み終わったけどまだちょっと頭が混乱している(^_^;)

    なんだったんだこの物語は!!??
    この小説にはあるトリックが仕掛けられている。トリックを導入した小説は好きやねんけど、なんかこれは惜しい!書き方によっては凄い傑作になった感じがする。

    まず、この物語自体が少し地味な感じがしてならない。でも、アイデア自体は凄く面白いんだよなー。
    あー、惜しい!!

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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