- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877286330
感想・レビュー・書評
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幾つか読んだ作品の中では、読みやすくて、わかりやすい。人間性の本質的煩悩の存在。あらゆる悪意に出くわしたときに、迎合主義を否定して対峙できる強固なアイデンティティーを持ってないと、単なるアメリカ人モドキになっちゃうんだね。
個人的には、アムロを小声で歌う三番の娘は生かしておいて欲しかった...詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めっちゃ怖い。最初から緊張感があり、それがどんどん高まっていく。クライマックスでは目を覆うような惨状があり、その後も妙な緊張感は続く。
細かい描写や感情表現のおかげかリアリティーがあり、村上龍のの世界にもっていかれる。表紙の画が、うまく中身を表現していてすごいと思った。
外国人のゴシック好き、暗い話大好きな友人に英語版をあげたら、超喜んでいた。怖いだけじゃない、真実をついているから面白いと言っていた。 -
村上龍の作品群は、彼の一貫した考え方が丈夫な脊椎の様にぴんと走っていて失望せずに読める。特に終盤の告白のシーンは共感した。中盤辺りから結末を予想しながら読んだのだが、読み終えてみて、そういうことはナンセンスだということに気付かされた。
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文章に緊張感があり、ストーリーは簡易だが読み進めるのにややエネルギーが必要。村上龍らしいグロ描写も顕在で逆に安心。
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深い
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怪しいアメリカ人からの依頼で、新宿の風俗をガイドすることになった青年。青年はその男のことを数日前に起こった女子高生殺害事件の犯人ではないかと疑い始める。
村上龍のメッセージ性の高い作品。消費社会の中で平和ボケした日本人への批判が込められているように感じました。 -
少し、頭が重くなる内容
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ぐはっ、エグいですねー。このご時世に読んでも十分にえぐいですよ。ーーーーー夜の性風俗ガイドを依頼してきたアメリカ人・フランクの顔は奇妙な肌に包まれていた。その顔は、売春をしていた女子高生が手足と首を切断され歌舞伎町のゴミ処理場に捨てられたという記事をケンジに思い起こさせた。ケンジは胸騒ぎを感じながらフランクと夜の新宿を行く。97年夏、読売新聞連載中より大反響を引き起こした問題作。読売文学賞受賞作。