探偵物語 (幻冬舎文庫)

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著者 : 小鷹信光
  • 幻冬舎 (1998年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286491

探偵物語 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 松田優作主演の伝説的テレビドラマの方が有名な作品。本書はその原作(原案)にあたる。私はテレビドラマを見たことがないので、それとは比較できない。本作品を読んで感じたのは、テレビドラマがどれほど伝説的であっても、本書は極めて優れたハードボイルド作品だということ。探偵の工藤のキャラクター設定は典型的なハードボイルドではあるが理想像である。そして、小説のテンポの良さからくるエンターテインメント性は癖になりそうだ。古い作品ではあるので、登場するガジェットーー公衆電話とか留守番電話のテープとかーーに古くささを感じてしまう。そこは時代の流れなので仕方がないが、むしろ感じ取るべきは、ハードボイルドという男の生きざまだろう。工藤探偵だけでなく、本作品に登場する男はみんなハードボイルドな生き方をしている。日本風にいえば武士道に通じるものがありそうだ。

    作者の小鷹氏は残念ながら2015年に鬼籍に入られた。私がハードボイルドを読もうとしたきっかけもミステリマガジンで氏を知ったからなのであるが、評論や小説を読むにつれて、氏の偉大さを知ることになる。ハードボイルドに出会えて良かったと思う。

  • 強烈なイメージがどうしてもついて回るため、違和感があった。日本のハードボイルド小説として、先駆的な位置づけだと思うが、今読んでしまうともう一つと感じてしまう。

  • 携帯がない時代の電話をかけるシーンを新鮮に感じてしまう。
    何時何時にどこどこにかけて自分を呼び出してくれ。
    地味な仕事を丁寧に描く。一人称の工藤がハードボイルド。
    読み終わってから松田優作の探偵物語の原作と知った。

  • 松田優作主演で話題になったドラマ「探偵物語」の原作(厳密には原案)となった作品です。
    主人公のキャラクターは小説とドラマとではだいぶ違いますが、とにかくどっちもかっこいいっす!!
    作者は海外小説の訳者としてめちゃめちゃ有名で、特にハードボイルド小説の第一人者です。
    日本のハードボイルドの夜明けはいったいいつなんでしょうね。。。
    ちなみに小説版の工藤俊作は白いべスパには乗っていません。

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