芸人失格 (幻冬舎文庫)

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著者 : 松野大介
  • 幻冬舎 (1999年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287146

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芸人失格 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • この小説の存在は前から知ってはいましたが、今まで読む機会はなく、先日、ピースの又吉さんを特集した「ダ・ヴィンチ」を読んでいたら、その特集の中で、樋口毅宏さんがこの小説を紹介していて、興味があって読んでみました(読んだのは、ハードカバーです)。

    なんだろう、芸能界の裏側を描いた、私小説といった感じでしょうか(本の紹介文、そのままって感じですが・・・)。

    で、路木は作家としてデビューして、このまま作家としてがんばっていくのかと思いきや(いや、がんばってはいくと思うんですが)、タレントの仕事に未練を感じてる自分に気づき、小説は終わっていくといった感じで、なんか、煮え切らない感じでしたねえ。

    で、路木と桜小路が(ABブラザーズが)、今、コンビでお笑い芸人をやっていたら、また違ってたのかなあと。

    「アメトーーク」なんかでも、「人見知り芸人」や「気にしすぎ芸人」を筆頭に、根暗で繊細な部分に焦点を当てた企画とかもあるので、路木がそういった企画で活躍して、桜小路は、芸能界のメインのところで仕事をして、コンビのバランスをとる、みたいな活動ができてたかもしれないなあと。

    あと、この小説は、基本、路木の視点で書かれているので、桜小路はどんなことを考えていたんだろう?と思ったりもしました。

    もしかしたら桜小路も、「自分はお笑いの才能はないから、社交性を活かして、人脈を作って、この芸能界で生き残っていこう」と思ってただけなのかもしれないなあと(良い方向に考えすぎかもしれませんが・・・)。

  • 山田詠美さんが指摘するとおり、<文章にはクリーンナップの余地がある。>のですが、段々こなれてくるのと、内容に勢いがあるので最後まで読ませます。


    主人公の協調性の無さだったり、人付き合いの下手さは最初多いに共感できましたが、徐々に常軌を逸していく様はすさまじくて、ここまで思い詰める人がいるのだなぁ、と驚きます。こういった性格だと、芸能界に限らず、どんな世界でも生きにくいだろうと思います。


    ウツな描写が続く後半は、読んでいて辛かったのですが、消えていった芸能人や、コンビで目立たない方に思いを馳せ、みんなここまで辛い思いをしながら現実と折り合いをつけるのかな?とかいろいろ考えました。特にTV業界に関する苦言については非常に的を得ていると思うし、現状は当時よりも加速をつけて悪くなっていっている気がします。


    全体的にとても興味深い内容で、もっともっと読まれても良い本だと思いました。  【2009年7月18日】

  • この本を読んでみたらこうだった。
    あの本も読んでみたい。
    この本をいろいろな人にお勧めするのはこういう理由だ。

  • 【目次】
    第三章
     しかしそれにしても大胆な抜擢だった。当時『オールナイトニッポン』は,月曜日・中島みゆき,火曜日・とんねるず,水曜日・きょんきょん,木曜日・ビートたけし,金曜日・サンプラザ中野と当時はもちろんのこと,金曜日を除けばいまでもビッグネームばかりだ。

  • 作中では「路木」と「桜小路」という二人のタレント(芸人)が登場するが、名前以外はほぼノンフィクション小説である。
    著者である松野氏を「路木」、そして元相方を「桜小路」に当てはめて読んで欲しい。きっと、かつての人気お笑いコンビ「ABブラザーズ」の真実が見えてくるはず!!!

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