泣かないでパーティはこれから (幻冬舎文庫 ゆ 1-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 264
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287191

感想・レビュー・書評

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  • とにかくリアルです。
    主人公も性格がとっても良いかっていうと全然そんなことなくて、ずる賢い部分もあって、そんなとこがとってもリアル。
    主人公の友達や同僚も同じように良いところも悪いところも持ち合わせています。
    主人公はそれなりにプライドがあります。
    でもちょっとどんくさい。
    そのどんくささは、前向きで真っ直ぐ故なんです。
    最初のほうはそのどんくささが気持ち良くはなくて、その気持ち良くなさがリアルにつながってます。
    最後はそのどんくささを生かして、主人公は決意します。
    その決意がとってもスッキリするんです。
    物語が終わっても、主人公の人生は終わりません。
    物語が終わった後も、会社の倒産以上のつらいことがあるかもしれない。
    でも、この主人公は何だかんだきっと乗り越えていくんだろうなと思わせてくれます。
    結局、人生って前を向いて、もがけば変わっていくような気がします。
    主人公はまさに前を向いて、もがきます。
    読んだ後は友達に励まされたような気持ちになれる本です。

  • 夢があるゆえに動けなくなってしまうこともあるのか。女の就職活動は2022年になっても地獄。

  • 外資系貿易会社に勤め、世界中を飛び回ることを夢見ていた高宮琴子は突然失業し、途方にくれる中、相談した恋人にも振られてしまう。27歳仕事も結婚にもことごとく落とされた彼女は理想とかけ離れたニット工場を手伝うはめになるのだが…。悩み傷つきながらも前向きに生きる女性を立体的に描いた作品。


    ☆☆☆
    わかりやすくてとても共感する。読後、前向きな気持ちになる。

  • 会社は倒産、彼氏には振られ、不幸のどん底に落ちたOLが自分なりの幸せを見つけて行くストーリー。
    展開はありがちで予想通りだったけど、最近「不幸詰め合わせ」みたいな本を読むことが多かったので、逆にそれにホッとした。

  • 失恋と失業にもめげずに頑張る女の子のお話。
    それでも少しずつ自分の生活を立て直し幸せをつかんでいく。

  • 会社倒産・恋人にも振られた27歳の琴子…それなら条件の良い仕事・条件の良い結婚も捜すがそれも駄目…理想とはかけ離れたニット工場で働くことになり…

  • 会社の倒産と失恋を一度に味わった女の子、それでも少しずつ自分の生活を立て直し幸せをつかんでいく。

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