北の狩人〈上〉 (幻冬舎文庫)

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著者 : 大沢在昌
  • 幻冬舎 (1999年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287610

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北の狩人〈上〉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • なんとも。もんでんあきこのコミカライズ版の雪人が不完全燃焼だったので読んでる。けども、佐江が少しカッコいいのと、宮本がもっとハードボイルドな点以外、今のところ特筆すべき点なし。もっと頑張れよ主人公。

  • 上巻の終わりにストーリーが動きました。
    下巻が楽しみ。

  • 発端は12年前。何人かの人間が殺された。迷宮入りしたはずの事件に対し、主人公である刑事が実母の死をきっかけに行動を起こしたことで、やくざ、カタギ、刑事たち、それぞれ複雑に絡んだ因縁が再びつながり始める。

    文句なく面白い。ただの軽い犯罪小説ではない。舞台設定がいい。登場人物のキャラ設定が面白い。秋田の伝説のマタギの血を引く孫。やくざに向いていないやくざ。やくざを喰おうとするカタギ。物語が進むほどに明らかになっていく事件の真相と登場人物それぞれの欲望。

    舞台の幕を開ける役割の女子高生、杏も血なまぐさいストーリーに彩を添える。

    昔、漫画雑誌スペリオールでもんでんあきこ氏作画による連載を読んでいたが、原作があったことは、もしかしたら当時気づいていたかも知れないが、すっかり忘れていた。漫画もすごく面白かったので、原作の方も読んでみようと思った。ビジュアライズされた漫画のキャラ達が頭の中に浮かんで仕方なかったが、もんでん氏のタッチは嫌いでなかったので、むしろそれも楽しみながら読んでいった。漫画の方で多少手を加えた脚色や人物の変更があったが、そのちょっとした比較もまた一興。時間がずいぶん経っていたせいもあるが、面白さと興奮をスポイルすることもなかったし、原作は原作で十二分に楽しむことができた。もういちどもんでん氏の漫画の方も機会があれば読んでみたくなった。

  • 本当におもしろい。先が見えない。ミステリーの「全員集合」、贅沢気分、本の醍醐味

  • 平成28年6月5日 高根専務より借りて読む

  • 帯は「新宿にヒーローが誕生した」とありますが、このシリーズ通して共通の人物は、脇役ともいうべく佐江刑事のみ(らしい)。バイブレーヤーという位置づけの彼は、狩る立場の男と、狩られる立場の男をつないでいる。
    主人公である狩人は、秋田のマタギの子孫、梶雪人。
    獲物は、過去に雪人の父親を殺した男。


    雪人の父を殺したのは、誰で、そして何故なのかというなぞを追う中で、新宿という都市が生き生きと描かれている。
    マタギとして見てきた山と、新宿の街との対比などがとても面白い。地方出身の方なら、うんうんと頷けるのではないか。

    メインのストーリーを脇から支え、物語に深みをつけているのが、新宿で生きる極道ふたりの激しいまでの生き様、そして同じく新宿で生きてきた未来に希望を持てない「イマドキ」の少女の変化。

    雪人という狩人が新宿へやってきたことで、変わっていく人々の運命の歯車を描いた作品。

    いかにも大沢在昌が得意とする物語。
    けっして文章がうまいわけでもない(いわゆる名文家ではないと思う)。キャラクターに特別な魅力があるわけではない(キャラクターで読ませるタイプの作品ではない)。
    けれど気づくと早くページをめくりたいと思い、登場人物の行く末はどうなるのかとハラハラし、目の前に街が見えているかのような錯覚に陥ってしまう。
    これがまさしく、エンターテイメント小説の真骨頂なのではないだろうか。

  • 大沢在昌さんの作品の主人公はドン臭くない!頭が切れるんです。だから読んでいて気持ちがいい。
    それでして夜の町が描かれているので雰囲気がでています。

  • 北の狩人
    大沢在昌先生の狩人シリーズ

    面白いので狩人シリーズも読んで行こうと思った。

  • 秋田からやってきた一人の男性が、昔の事件の真相を突き止めにやってきた。
    それにより新宿の街が揺れ始める。
    新宿署の佐江が、その男性を援護するが、なかなか真相を掴めない。
    先に読んだ「黒の狩人」同様、おもしろい!

    2013.5.18

  • 田舎者刑事の梶雪人。刑事としての能力は高いようだ。新宿にきた目的に興味をそそられる。刑事の佐江らの協力で目的は達せられるのか。
    眠らない町・新宿と雪深い秋田との対比、純朴な梶と女子高生・杏との関係なども読みどころかな。

  • 大沢さん初読み。もんでんさんの『雪人』から流れてきたが、とにかく雪人の話し言葉が生きている。台詞として、小説の中の言葉として書かれているには違いないのだが、なんだか声が聞こえてくるよう…喋り言葉として違和感がない。小説の中の台詞だから、と言う過不足感が感じられなくて、東北弁のイントネーションが分からないもどかしさに悶えた。

  • 黒の狩人でファンになり購入。黒の狩人では佐江の外見についての描写は一切ない。だがしかし、今作でははっきりとデブで冴えないオッサンと書いてある。イメージとは大分違うものの佐江の男気あふれる捜査は健在。今回は秋田からやってきた田舎臭いがどこか惹かれる刑事・梶が過去に潰れた暴力団の事を調べに上京したところから事件は始まる。過去の事件と現在がどうつながっていくのか。下巻が楽しみ。

  • 新宿に北の国から謎の男が現れる。
    獣のような野性的な肉体は、特別な訓練を積んだことを物語っていた。
    男は歌舞伎町で十年以上も前に潰れた暴力団のことを聞き回る。
    一体何を企んでいるというのか。
    不穏な気配を感じた新宿署の刑事・佐江は、その男をマークするのだが…。

  • 初の大沢在昌作品。ヤクザの出てくる話にはじめは抵抗があったが、魅力的な人物に引き込まれ、あっという間に読み終えた。今回の反省点は、面白いと思った時点で、下巻を入手しておくべきだった。下巻が待ちきれない。

  • 先日ネットカフェで「雪人」という漫画を読んだのですが、これが結構面白く、その原作小説ということで購入。小説の方もテンポ良く、真相が明かされては新たな疑問が登場してくるため、じわじわと引き込まれて行きます。

    主人公”雪人”が若干完璧ぎみではありますが、秋田出身でマタギの血を引いているというバックグラウンドに起因する、犯人を追いつめる“狩人”としての優位性と、都会慣れしていない純朴さのアンバランスなところが、強さのアイコンとしての魅力を擁しつつ、先の展開が安心できない、良い意味での予測できない面白さにつながってるのかな、と思います。

    上巻終了直前は、上下巻構成の本ではよくある展開になりましたが、ありがちと言って切り捨てられるような状況じゃないので、この先どうなるかが気になって仕方ない今現在です。

  • 新宿に現れた見るからに田舎者の男・梶雪人。
    12年前の事件について調べる為にやってきて、警察・やくざ・アジアの海外組織などを巻き込んで真相を探る。

    なんとなく話の流れは予想していたけれど、上巻最後の展開で・・・
    早く下巻を読もう。

  • ブクログ登録テスト。秋田の純朴な青年が新宿をかき回すお話。上巻はまだ主人公の存在感がありました。杏をもっと出してほしい。

  • 10/11読書開始
    下巻が楽しみな展開。
    新たなヒーロー?

  • 狩人シリーズ第1弾。
    梶雪人は、12年前の父の殺害事件の真相を探るべく新宿に来たが・・・
    いつもパターンの黒社会のイザコザの中で、雪人の素朴さが際立って、何ともいい味出してる。

  • 梶くんにわけもなく惚れた!!
    最初のギャル同士の会話は時間も経ってるのでちょっとキツいものがあったけど、頑張って読み進めてよかったー

  • 黒の狩人が大好きだったので、狩人シリーズを読んでみようと思いまずは一作目から。

    まあ、話は複雑にできていて面白いし、ヤクザの世界も素敵。宮本、最高。杏は不要(笑)。この世界に女を混ぜるな!必要な女と言えば、宮本の内縁の妻のような存在だけでしょ。リアリティがあるない、プロットがどう、書きぶりがどう、とかはどうでもいいジャンルの小説。純粋にしびれる!と思えるセリフが散りばめられていれば良いのだ。

    巻末の解説を見ると佐江が今後狩人シリーズの主役として想定されていないのが面白かった。

    この後、白川道の本を読む事になっている。ハードボイルド系の比較として面白そう。

  • 表紙画イメージとは少しイメージが異なると自分が感じた主人公

    事件の展開が個人的に好きだ

    ○が如く、にちょっと似ているような…

  • 北の国からきた謎の男。。。特別な訓練を積んだ。。。とかいうから、てっきりあの国からの工作員かと思った
    普通に北国だったのね。


    ちょっと展開が強引だったかなぁ。北国から何回か出稼ぎに来て、昔の事件を解決しちゃった、という感じです。解決というか、さらに傷口を広げて死人がいっぱい。もっと違う捜査方法があったんじゃないかと、ちゃんと捜査しろと。主人公自体、田舎もん丸出しの雰囲気なのにやってることはかなり強引。

    やくざとはいえ、宮本さんかっこよかったなぁ。。

  • 下巻に上巻の感想を書いてしまいました。 北の狩人の主人公の親父は警官であった。 その親父は、主人公が子供の頃に亡くなった。 亡くなった原因というのが、殉職である。 殺されたのだ。 その犯人を捕まえるべく、田舎から一人で捜査にやってきたのだ。 そして、犯人象が浮かびあがってきたとき、田舎と都会の戦いがはっじまる。

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北の狩人〈上〉 (幻冬舎文庫)の作品紹介

新宿に北の国から謎の男が現れる。獣のような野性的な肉体は、特別な訓練を積んだことを物語っていた。男は歌舞伎町で十年以上も前に潰れた暴力団のことを聞き回る。一体何を企んでいるというのか。不穏な気配を感じた新宿署の刑事・佐江は、その男をマークするのだが…。新宿にもう一人のヒーローを誕生させた会心のハードボイルド長編小説。

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