家畜人ヤプー (第2巻) (幻冬舎アウトロー文庫 O 36-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877287825

作品紹介・あらすじ

ポーリーンに連れられてクララと麟一郎が向かった二千年後の未来は、白人女権専制社会である宇宙帝国イースが支配していた。そこでヤプーは生体手術などの加工を施され、道具として扱われていた。人間椅子、肉便器(セッチン)、畜人犬(ヤップ・ドッグ)、自慰用具の舌人形(カニリンガ)や唇人形(ペニリンガ)…。想像を絶する世界にさまよいこんだ二人の運命は?反ユートピア小説の金字塔、第二巻。

感想・レビュー・書評

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  • あっという間に家畜化されてしまった憐れな麟一郎。
    それにしてもクララの心変わりが早すぎる。
    まぁかなり偏見が入ってるとは思うけど、女ゴゴロって言うのは変わり身が早いからねえ。
    物語は日本神話の世界とリンクしてきたけどはたして麟一郎の運命は。
    3巻へ続く。

  • 貴族のお風呂も睡眠もめちゃ快適そうで羨ましい。

  • 1巻読んでしまったので、乗り掛かった船で2巻。久々に読んで気づきましたが、この物語の形式って、麟一郎君とクララ嬢がイース世界と出会って、新たな経験をしアウフヘーベンして成長していくというオーソドックスなビルドゥングスロマンやんけ。ま、アレが成長かどうかとなると何とも言えんですが、、。

  • ポーリーンに連れられてクララと麟一郎が向かった二千年後の未来は、白人女権専制社会である宇宙帝国イースが支配していた。そこでヤプーは生体手術などの加工を施され、道具として扱われていた。人間椅子、肉便器(セッチン)、畜人犬(ヤップ・ドッグ)、自慰用具の舌人形(カニリンガ)や唇人形(ペニリンガ)…。想像を絶する世界にさまよいこんだ二人の運命は?反ユートピア小説の金字塔、第二巻。

  • 記録

  • あらかた世界観を説明し終えたのか1巻程の偏執狂的説明がなりを潜め日本神話を下敷きにした言葉遊びが目立つ。マゾヒズム小説とみると主人公を去勢させたのことには違和感があったが、あとがきにも見えるように肉体の部分ではなく全て、はたまた文化構造までの倒錯を狙ったのであれば驚嘆のひとこと。とはいえ少し飽きてきたので次巻読むのはまた今度かな。

  • 第15~25章まで。

  • 1巻から読む時間が空いたせいなのか、1巻よりも内容が濃く見えて面白かった。ただし、前巻に続いて内容が強烈なだけに、読んでいるうちに世界観に慣れてしまう感覚はどうしてもある。言葉遊びもあまり面白いと思えない。

  • クララの様子が…進化した。

  • 第1巻で撃沈したものの続きが気になって読んでみて、更に撃沈。話は面白いのに、どうしても汚物愛好が読むに堪えない。もう読めそうにありません。残念。

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著者プロフィール

1926年3月19日福岡県福岡市生まれ。
本名、天野哲夫。
旧制福岡商業を卒業後、満州特殊鋼鉄株式会社に就職、帰国して海軍に入隊。復員後は、風俗誌にマゾヒズムをテーマにした原稿を投稿する傍ら、数々の職業を遍歴し、1967年、新潮社に入社。同社校閲部に勤務しながら、小説・エッセイを書き続ける。風俗誌「奇譚クラブ」の連載をまとめた『家畜人ヤプー』が戦後最大の奇書として話題となる。
2008年11月30日逝去。享年82。

「2012年 『劇画家畜人ヤプー4【復刻版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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