- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877287832
作品紹介・あらすじ
イース人のヤプーに対する態度は、徹底して残酷かつ非道なものだった。クララは初め、嫌悪感を示すが次第に順応していき、やがて麟一郎を私有家畜とすることを決意。去勢手術などの生体加工を施され、変わり果てた姿となった麟一郎は、クララの「尻洗礼(パブティズム)」を受けてヤプー・リンとなった-想像力の限りを尽して描きあげた倒錯の万華鏡、第三巻。
感想・レビュー・書評
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いやーそれにしても狂った小説だなぁ。
まさか日本人はもともとイース人が過去に連れて行っていたヤプーだったなんて。
リンもすっかり犬が板についてきちゃったし、
この狂った物語は一体どこに着地するんだろう。
でも流石にバーで排泄物や反吐をご馳走だって食べる場面は気持ち悪かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋人を後ろからも犯せるのはイース女性冥利すぎる。
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イース人のヤプーに対する態度は、徹底して残酷かつ非道なものだった。クララは初め、嫌悪感を示すが次第に順応していき、やがて麟一郎を私有家畜とすることを決意。去勢手術などの生体加工を施され、変わり果てた姿となった麟一郎は、クララの「尻洗礼(パブティズム)」を受けてヤプー・リンとなった―想像力の限りを尽して描きあげた倒錯の万華鏡、第三巻。
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記録
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天狗が出てきたあたりから、人間の体がグロテスクに変形した姿が出てきて面白くなってきた。でも日本について書かれている小説という印象が強くて、個人的に日本論にあまり興味がないせいか、その部分はあまり面白いと思えない。
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第26~35章まで。この3巻の途中から、未完だった昔のバージョン(角川文庫)では読めなかった続きが読めます。
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ここで止まってます。はやく4巻よみてえー。
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読むのが大変だった・・説明が・・結局すっ飛ばしてしまった。
古事記や日本書紀などにある「高天原神話」(記紀神話)なんて・・・どこまでも続く妄想?はたまらなく面白い!!
アンナ・テラスが天照大神とか、知ってる神話の範囲だと最高でほんと笑えるのだけど(ただし失笑)、やっぱ知識が足りないと面白さ半減だな〜。ちょっと自分に残念。 -
沼正三はこころの師。
というより、今風に言うなら俺の嫁(失礼な)
必要のない人には永遠に必要のない物語。理解出来ない人には永遠に理解出来ないだろう。
でも、差別や差別される人間の心理、状況、意識、そういうものへの鋭い観察眼は、決して変態小説で黙殺できないものがあると思う。
傑作だと思うんだけどなあ……。まあ、誰にもは絶対に勧めない。むしろ、理解出来ないやつには読んで欲しくない。汚されたくないというか。
本当に頭のいい人が、自分のすべてを傾けて砕身に細心に作り上げた世界なのだと思う。
それは美しく醜く、絶望と希望に満ちあふれて底なし沼のように深い。 -
08.05/12 08.05/30