本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (696ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877288051
感想・レビュー・書評
-
入院した刑事の御見舞に来た部下、彼の頼みで搬送された時に
いた看護婦を探す事から始まるミステリ。
探す看護婦は二人いるが、それが一向に突き止められない。
その内に病院では事件が起こり一層謎が深まる。
病院に伝わる「妖鳥ハーピーの伝説」も輪をかけて事件を
暗く重くさせ雰囲気を出している。
なんというか古臭いというか謎めいた単語が
めちゃくちゃ多くて。妖鳥のウワサ、カラスを埋める少年、
念仏を唱える付き添い婦、無菌室で自殺した昏睡患者、
いきなり焼死した看護婦、見えない部屋、
消えた大時計の長針などもう数え切れない。
しかもそれらが伏線になってちゃんと解決するから面白い。最
初から提示されている「女は天使か悪魔か?」という命題は、まぁとりあえず読んでください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリがさほど重要じゃない話。
でも、面白い。
ゴシックのかほりがする。
謎の美少年、完全な密室、記憶喪失、謎の老婆……。
わー、面白い。
でも、別に同性愛は要らんかったな。
恩田陸の「小説以外」を読んで読んでみた。