族譜の果て (幻冬舎文庫)

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著者 : 梁石日
制作 : 梁 石日 
  • 幻冬舎 (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877288341

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族譜の果て (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 図書館にて借りました。

    100万円も100円も同じ感覚になってしまう人。
    いるいる。
    家族が保証人になってた知り合いの社長さんにそっくり(笑)
    「その日」のための資金繰りが「仕事」になってしまうんです。
    そしてある日、借りた合計金額を見て「なんでこんなに?!」と本人が一番驚く(笑)
    それにしてもこの作品に登場する女性って凄いな。
    よく働くな~といつも感心する。

  • 「族譜の果て」梁石日。作者の若いころの自伝みたいな話だった。資金繰りに失敗して会社倒産するんだけど飲みにいったりして遊んでるし人間どんな状況になっても死なずにやってけるもんだなあと思った。 #dokusho

  • 作者の自伝的な内容が強く含まれている作品です。私もここの書かれていることのほんの少しですが一部を経験したことがあり、事業をつぶすということはこういうことなんだと強く思い知らされました。

    この本は少し前に読み終えました。主人公の高秦人は当時、印刷会社を経営していた梁石日その人なのでしょう。あらすじはこうです。

    『内容(「BOOK」データベースより)
    印刷会社を経営する高泰人は、不況に喘ぎながらも自宅を新築し、借金地獄に陥った。しかも高利貸しや知人たちに返済を迫られて自転車操業を繰り返し、すでに金銭感覚が麻痺していた。ようやく二千万円をかき集めて危機から脱出できるはずたっだ高は、思わぬ窮地に追い込まれ…。飽くなき欲望の魔力に呑まれた人間の恐怖と運命の意外な陥穽とは。』

    やはり、実体験に裏打ちされているだけあって、金の地獄に陥った人間が魑魅魍魎相手に繰り広げる悲喜劇はすごく、吸い寄せられるものがあった。僕も、東京やっていた自分の商売が傾きかけたときにはサラ金自動預け払い機を駆けずり回って金策に走っていたことがまざまざと思い出された。帰郷して、署名や捺印、手形や小切手や保証人に関する本を貪り読んでいたのはこの本を読むためなんじゃないのか、と思うくらいに、自分の中に迫ってくるのだ。彼によると、

    当時、手形や小切手は、普通に文房具店で売られていたらしい。だからこそメチャクチャができたのだ、と語っている。フツーの人生を生きていればまず、お目にかかれない『金の修羅』を描いた作品です。

  • 印刷会社を経営する高泰人は、不況に喘ぎながらも自宅を新築し、借金地獄に陥った。しかも高利貸しや知人たちに返済を迫られて自転車操業を繰り返し、すでに金銭感覚が麻痺していた。ようやく二千万円をかき集めて危機から脱出できるはずたっだ高は、思わぬ窮地に追い込まれ...。飽くなき欲望の魔力に呑まれた人間の恐怖と運命の意外な陥穽とは。

  • 借金をテーマにして、在日世界をリアルに浮かびあがらせているのがすごい。。朝鮮半島から日本に連れてこられた朝鮮人がどうして祖国に帰らなかったのか、日本に居ながら帰化をこばんだのか、どうして在日一世は日本に暮らす決意をしながら日本を憎んでいたか理解できなかったことを梁石日さんの本を読んだら、そうだったのかと理解できます。今まで誰も教えてくれないんもんね~。在日一世のことを調べると必ず豚と繊維と金貸、朝鮮戦争、暴力。私は苦労もしらずのらりくらりと生きてるけれど、いろんな人の忍耐と犠牲の上に生まれたんだな。
    教訓:お金は貸したり借りちゃいけません。

  • 「血と骨」とパラレルな物語。在日の生々しい疾走とともに描かれる戦後まもない時期の日本。とりわけ興味深いのが「民戦(在日朝鮮統一民主戦線)」だった。

  • 梁 石日のストーリーって、読んでる最中も読み終わってからも、どろどろ感は、いなめないですね。
    また、それが、彼の魅力なのかも。
    ちょっとはまり気味。
    朝鮮の方が日本で生活していく事の困難さというのは、今まで知らなかっただけで、
    とても難しいものなのですね。

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