個人生活: イタリアが教えてくれた美意識 (幻冬舎文庫 み 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 74
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877288488

作品紹介・あらすじ

「ファッションもインテリアも、『自分がどう生きるか』を形にしたものである」。ワンダ・フェラガモ、ジャンニ・ヴェルサーチ、若き建築家ソーニャ…。イタリアで出会った10人の個人生活と、インテリアの術から発見したそれぞれの美意識!温かく、かけがえのない空気をつくりだす本当のスタイルとは?その驚きの秘訣を伝える一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 友達から借りて読みました。
    インテリアはその人そのもの。
    ないがしろにすまいと思いました。
    最後のパトリス・ジュリアンさんの解説で日本の現実が深く的確に述べられていて驚きました。海外の人から見ても、日本の文化破壊、日本文化の美がない即席のアパート、即席の生活に危機を感じるのか、外国人だからこそよく見えるのか、以前フランス人サッカー監督が日本のコンビニが日本の若者をダメにすると言っていた言葉にどこか通じるものがある気がした。
    即席の生活に翻弄されないように丁寧に生きたい。

    ・イタリア人は主婦でも朝からゆるい服ではなくきちんとした服を着てオンの状態。→てきぱき動ける。

  • ファッションとインテリアというより、そこにある住まいから見る人に書かれた一冊。

    モードかスタイルか、モードとスタイルか。

    確かに、物凄いお洒落さんでも、その住まう部屋を見てみると、ありえない惨状なんてことはあるね。
    外に向けられたセンスではなく、住まう空間がその為人を表すってのは、とても分かる気がする。

    読了後、雑貨屋を巡りたくなる一冊でした。

  • ‘自分のスタイル’という事を久しぶりに、原点に
    立ち返り考えさせられた。

    インテリアはその人の価値観を映すもの。
    生活を心地よくする、という事はいかなる事なのか。
    本当に好きなもの、心地がよいものを見出す事が、
    ひいては、己を知り愛する事につながるという、根源的な真理。

    著者が、イタリアでの実生活で学び取った事を、まっすぐな
    言葉で届けてくれる。
    すがすがしく知的で、刺激的な一冊。
    フリーになる時にとても大切な意味をもってくるように思う
    作品。

    他作にも順番に出会っていきたい。

    bluemoonさん、
    出会いをありがとうございました。

    • lovefigaroさん
      ほんとに良い本ですね。
      これから大人になる人たちに贈りたいです。
      ほんとに良い本ですね。
      これから大人になる人たちに贈りたいです。
      2009/06/05
    • Michiruさん
      本当に良い本です。
      自ら出会う事は出来なかったので、
      この書物だけではなく。

      lovefigaroさん
      bluemoonさん
      ...
      本当に良い本です。
      自ら出会う事は出来なかったので、
      この書物だけではなく。

      lovefigaroさん
      bluemoonさん
      お二人のインプット、大切な出会いの経験をシェアして下さる事に心から感謝しています。
      2009/06/05
  • 興味がファッションからインテリアへと広がったきっかけの本。

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著者プロフィール

作家・エッセイスト。東京生まれ。小池一子氏に師事した後、女性誌編集者を経て、イタリア・ミラノに在住。帰国後、執筆活動を始める。1994年のデビュー作『おしゃれの視線』(婦人画報社)がベストセラーに。主な著書に『おしゃれのベーシック』(文春文庫)、『実りの庭』(文藝春秋)、『感じるからだ』(だいわ文庫)、『おしゃれの幸福論』(KADOKAWA)などがある。2008年より五感をひらく時空間をテーマにしたイベント『桃の庭』を主宰。

「2018年 『これからの私をつくる 29の美しいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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