愛と憎しみの迷宮〈上〉 (バニラ新書)

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著者 : 山藍紫姫子
制作 : 紅井 採乃 
  • コアマガジン (1999年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877343026

愛と憎しみの迷宮〈上〉 (バニラ新書)の感想・レビュー・書評

  • 男が男に執着する…という設定の本を探していた時に辿り着いた小説。タイトルと表紙が違うので最初気付きませんでしたが『冬の星座』の改訂版なんですね。改訂前は中を見るまで耽美ものだってわからなかったんですが改訂後は一目でそれとわかる親切設計。ええ、ド耽美です。
    帯の煽り文句だけで衝撃を受けることも多いBL界、あらすじを見てここまで「!?」と思ったのは後にも先にもこの小説だけです。攻が受に無理やり性転換手術を受けさせ自分の妻にする…、いやいやぶっ飛びすぎです。両性具有がテーマということで本当に実行してしまうのですが、これはBL…?いやNL…?と濡れ場を見て少々悩んでしまいました。
    タイトルに愛と憎しみの~とありますが、これはアイシスのことかな。カルロスは口では憎い憎いと言ってるけど、言葉や仕草の端々からきちんと愛していることが伝わってくるというか。そもそも性転換させた理由が「君が僕より成績が上の時があったから」というこれまたぶっ飛んだ動機なんですが、これも思えば単なるこじつけで、本当は学生時代から好きだったんだろうな…とラストを見て思わせられました。カルロスも途中で言ってましたが、憎いとしたら自分を愛さないアイシスが憎かったのかな。アイシスは冒頭「カルロス?そんな男もいたな」ぐらいの認識だったので、確かにこれぐらいしないと振り向かせることはできないかも…方法は間違いすぎてますけどね(笑)
    両想いになるのが本当に最後の最後なのでそれまではひたすら重苦しい場面が続くのですが、いろいろ現実離れしているので半分ファンタジーのような感覚で読み進められます。ラストのカルロスの告白には胸を打たれるんですけどね、それを差し引いてもやったことはひどいので「愛せるように努力してみる」と言えたアイシスの心は海より広いな…と思いました。

  • 耽美~(*^^*)紅井さんの絵がまたど耽美~
    アラブ。貴族。執着。愛憎。ハードBL。
    まさかの強制性転換。今の医療じゃそこまで無理でしょう…。攻めが人非人。当て馬がまた効果的で、まんまと攻めの策略にはまりました。不能プレイ?も新境地でした。

  • やはり、これが絶版というのは残念で仕方ないです。
    寮の同室だった時から想いを募らせていた石油王の王子、カルロスのせっぱ詰まった凶行の果て…
    せつない気持ちが鋭い独占欲をともなって官能的に伝わってきます。

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