骨の学校 3

著者 :
  • 木魂社
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877460952

作品紹介・あらすじ

一年間の食事回数一〇九一回、そこからどれくらいの骨が出るか。「食卓の骨取りプロジェクト」を敢行したゲッチョ先生こと盛口先生がのめり込んだのは、こんどは魚の骨でした。ナワキリ、インガンダルマなど怪魚たちを追ううちに見えてきたものとは…?ゲッチョ先生の骨取り、骨集めシリーズ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 魚の話オンリーなのに、この面白さ。観察のフィールドも市場や魚屋さんにまで及んで、“理科”を身近に感じさせてくれる。
    海にまつわる話から沖縄の歴史観まで見えてきて、生物学が意外なとこから考古学・歴史学につながってくるという、学問の面白さまで教えてくれます。

  • ゲッチョ先生の食卓に一年間でどれだけ骨がとれるか計画。

    食卓の骨の三大巨頭
    ニワトリ、豚、魚
    ←豚の骨は、沖縄だから採取しやすいのでは。

    沖縄は太平洋に浮かぶ大きな筏
    コン・ティキ号

    コバンザメの小判は背びれが変化したもの。

    ウナギの祖先、イセゴイ。マズい。


    古い起源の魚たちは外洋表層や深海・淡水に多い。新しく生まれたい魚たちに餌資源の多い沿岸域を追われた。
    ←海の多重構造、魚の多様性

    空飛ぶイカ

    沖縄は海の文化が少ない。琉球王朝が田に人々を縛り付けていた。
    外洋に浮かぶイカダではなく、イノーの魚

  • これを読むと骨格標本を作りたくなるはず!?

    沖縄ならではの様々な魚たちの骨が見れます。

  • 沖縄編の続き。魚の骨の話がどんどん深まっていくが、ローカルな沖縄の話や深海魚の話もあって、どこから読んでも楽しいいつもの盛口満氏の書籍。

  • 図版が豊富。今回はサカナの話がメインです。オススメ。

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著者プロフィール

沖縄大学人文学部教授

「2019年 『琉球列島の里山誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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