ニューエイジについてのキリスト教的考察

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制作 : カトリック中央協議会司教協議会秘書室研究企画 
  • カトリック中央協議会 (2007年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877501297

ニューエイジについてのキリスト教的考察の感想・レビュー・書評

  • これ、ずいぶん前に買って読んだのだが、非キリスト教徒の私にとっては内容がめんどくさくて読み終われない(^^;)
    しかし、こんな本を出すぐらいバチカンはスピリチュアルムーブメントの欧米社会への浸透に危機感を持っている。
    そりゃそうだろう。いくら巧妙に構築された世界最強の一神教も、2000年近くたてば、どうもしっくり来ないと感じて当たり前だ。そもそも信仰の根拠も変わって来ているわけだし。
    最近の欧米人は料理やアニメや漫画など日本オリジナルなものにぞっこんだが、そうした「カオス」なものへの傾倒は、きわめて人間的な多神教の時代への本能的な郷愁がそうさせている、と言えないこともない。
    と、思うんだけどちょっと強引?(^^;)

  • 皮肉なことにも、ニューエイジに一種の警鐘を鳴らしたキリスト教教皇庁からの、鋭い考察と批判から、ニューエイジとは何か、またその魅力を知るに至ったし、「なぜ、ニューエイジがキリスト教から批判されなければならないか」といった点にも、キリスト教と関わりの薄い我々からみたら、「キリストこそ真のいのちの水の与え主である」と説明されてもピンとこないだろう。

    「ニューエイジ」というのは、キリスト教が支配した二千年に変わり、水がめ座(アクエリアス)の時代が到来し、宗教に代わる新しい霊性(スピリチュアリティ)の時代だとされる。
    そして、注意しなければならないのは、ニューエイジの運動が、キリスト教信仰への嫌悪ないし無関心、あるいはカウンターカルチャーとしてもたらされたものであるということである。

    ニューエイジ運動が主張するのは、1.自分は自分の中の神を発見することによって救いが得られるということ 2.汎神論的に非人格エネルギーとして神はすべてのものに内在するということ 3.神と世界は唯一の波動である ということである。
    そして、また、キリスト教以外の諸宗教からの要素も取り入れた新しい霊性の運動でもあるということである。

    最近の新興宗教にも、実にこの「ニューエイジ」的な要素はじつに多く含まれている。

    そして、このニューエイジ思想は、キリスト教からみると、異端のグノーシス的性格を持つもので、キリスト教と相いれないスピリチュアリティであるということを本書は強調する。

    しかし、キリスト教の保守派が、自分の立場を守るために何かといい訳をつくってニューエイジの危険性を指摘し、自らの信仰を守ろうとしているようにしかどう見ても見えないのは私だけだろうか。

    といっても、ただ、キリストのような絶対的な救い主がこれからも必要とされることは決してなくならないだろう。
    「キリスト教的意味の神化とは、自分の努力だけで行えるものではありません。むしろそれは私たちの中で、また私たちを通して働く神の恵みの助けによってもたらされます。」

    ルネッサンスも、近代も「宗教からの自由」によって始まったように、このグローバル社会においても、このニューエイジムーブメントは、何かそれまで既存の凝り固まった教義に立脚しない、新しいカルチャーやスピリチュアリティを与えてくれるものではないかと思っている。

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