きみの町に星をみているねこはいないかい?

  • 架空社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784877521295

感想・レビュー・書評

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  • 約4分半で読み終えられる、幼児から大人まで楽しめる一冊。
    キーワードが「猫」と「宇宙船」なので、読み聞かせたら喜ばれそうだ。
    タイトルの言葉は、お話の一番最後でも現れる。
    猫って、確かに暗い夜空を眺めているときが多いのだ。
    もう何も見えないはずなのに、あの子たちのためにいつまでも窓を閉めることが出来ずにいる毎日。
    そうか、そういうわけだったのか・・と変に納得してしまう。

    縦書きの文字はかなり大きくて読みやすく、文字数も少なめなのがありがたい。
    えびなみつるさんの絵は、群青色の夜空が特に美しい。
    随所に描き込まれた小道具(?)たちが楽しくて、猫たちがカップラーメンをすする場面や、「ぼく」と「はかせ」が出かける夜の町並など、隅々までじっくり見る面白さもある。
    見開きページに現れる、宇宙服を着た猫たちの可愛いこと!
    ラストからに2ページ目の家々には、どの窓にも猫のシルエットが浮かんで、猫好きな私などつい笑みがもれてしまう。
    小さな子だったら、全部で何にゃんいたかな~?って遊べそうだ。
    でも、残念ながら星4つ。
    だって、「ぼく」と「はかせ」の選択肢がよろしくないのだ。
    せっかく面白いモチーフなのに、箱に猫を入れて捨てるなんて。
    ここ、ダメよって子どもには念を押して言っておかないとね。

    • vilureefさん
      こんにちは♪

      いや~、タイトルだけでやられちゃいました。なんて素敵なタイトルなんだろう。
      この際内容なんて二の次です!なんて。

      ...
      こんにちは♪

      いや~、タイトルだけでやられちゃいました。なんて素敵なタイトルなんだろう。
      この際内容なんて二の次です!なんて。

      さっそく読んでみたいのですが残念ながら我が街の図書館には置いてないようで・・・。
      うーん、困った。

      あ、ちなみに我が家の猫たちは夜空など全く見上げていません(笑)
      完全に家猫のせいなのか、夜は熟睡。朝まで起きません。
      猫って本来夜型ですよね・・・(^_^;)
      2013/03/27
    • nejidonさん
      vilureefさん、コメントありがとうございます!
      ねー?なかなかロマンチックなタイトルでしょう?
      しかし、その中身は・・・じゃじゃじゃ~...
      vilureefさん、コメントありがとうございます!
      ねー?なかなかロマンチックなタイトルでしょう?
      しかし、その中身は・・・じゃじゃじゃ~ん♪意外ですよぉ。
      宇宙船が登場するので、息子さんにウケるかもしれません。

      そちらの図書館には置いてなかったのですね。
      では、わたしと同じです(笑)
      読みたいので、リクエストカードに記入して他図書館から借りてもらいました。
      それがまぁ、県庁所在地にある大きな図書館の所蔵でして、恐れ入ってしまいました。

      vilureefさんのおうちのにゃんずは、夜空見ない派ですか?
      我が家は、16歳の子ふたりと、15歳の子ひとりが夜空見る派です。
      やはり熟年世代がすることなんでしょうね。
      6歳の子ふたりと5歳の子は、食う寝る遊ぶに必死です。
      若者は、いずこも同じなのであります。
      2013/03/27
  • このロマンチックなタイトルに惹かれて読んでみれば、ロマン溢れる宇宙や星が好きな人と猫好きさんのハートをくすぐるお話。
    湖に墜落した空飛ぶ円盤から助け出された宇宙人たちの正体は…。もうこんな宇宙人たちなら大歓迎とニヤニヤが止まらない。熱々のカップラーメン食べて舌大丈夫かな?wうちの猫ももしや…と妄想が広がる素敵な世界を6歳の息子と堪能。

  • ある晩、星空を観察していた博士たち。隕石が落ちたようだと池にやってくると、なんと、池には宇宙船が墜落していたのです。しかも乗っていたのは、宇宙人ではなく猫たち。
    宇宙船が壊れて、二度と自分の星に戻れなくなった猫たちに、博士は言います。
    「この星で生きていくしかない・・・」と。
    そして、地球で暮らすようになった猫たちは、窓のそばで、屋根の上で、故郷を思いながら、今日も星を見ているのです。
     
    カップヌードルを食べる猫たち。博士の言葉に、頭を寄せ合い、話し合って決心する猫たち。
    猫たちの心のうちが判らないような表情に惹かれます。
    道端で猫にであったり、窓辺にいる猫を見かけたら、「あなたも宇宙からきたの?」と思わず声をかけたくなります。

  • ハッピーってかんじのお話ではないけど、猫がかわいい❤︎

  • 5分

  • 星の観察をしていた僕と博士が見つけたのは、猫型宇宙人、というお話。
    とにかく絵が好き。好みの感じです。
    猫宇宙人、可愛い。
    で、地球で彼らが生きていくにはどうすれば?って「ひろってください」ってのは、また可愛い。
    そしてお話の締め方が、この絵本の最大の魅力だと思っている。タイトルの「きみの町に星をみているねこはいないかい?」が最高の形で響いてくる。

  • このおはなしはひみつだよ

  • 2019  3-2 5-3
    30年度 4-3
    29年度 5-2 5-3
    28年度(3-2)(3-3)(6-3)
    4分半

  • 詩のようなタイトルからは裏切られる感じのお話しでした。クスっと笑えます。

  • ねこを見る目が変わりますな。
    すてきー!こういう話すきだ。

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著者プロフィール

1951年、宮城県生まれ。早稲田大学在学中に漫画研究会に所属し、フリーの漫画家となる。天体や宇宙論に関する書籍、絵本のイラストレーターやライターを数多くつとめる。プラネタリウムの上映企画にも携わる。

「2015年 『宇宙 素朴な疑問が解ける本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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