その時歴史が動いた (9)

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著者 : NHK取材班
  • KTC中央出版 (2001年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877582173

その時歴史が動いた (9)の感想・レビュー・書評

  • 二・二六事件がクーデターであったことを恥ずかしながら、この本を読んで初めて認識しました。特に収拾される(2月29日に撤収)されるのに4日も要したということで、天皇陛下の英断がなければどうなっていたのか分からない事件であったようで認識を新たにしました。裁判記録が闇から闇に葬られることなく、出てきた事はある意味で凄いことだと思いました。

    「あうん」の呼吸はこうして生まれた/東大寺、金剛力士像完成の時

    ・運慶のもとには東国の武士から、仏像制作依頼がくるようになった、武士にとって仏像は勝利を祈るものであるから(p36)

    ・平安時代の釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来とかの目は半眼になっている、半眼とは、この世とあの世を等分にじっと見つめるとこと(p41)

    ・「あ・うん」二体の像は、運慶を含めて、29人の仏師たちの共同制作によって作られたことが判明した(p50)


    春日局、徳川家康を動かす/戦国女性、泰平の世への願い

    ・お福の夫の稲葉正成は家老(5万石)であったが、主君の小早川秀秋に対して、徳川家康に従うことを助言したが受け入れられず、浪人となった(p76)

    ・家光の小姓たちは、成長するに従って、幕府の老中となり、家光を補佐する立場についた、その中にお福の息子の稲葉正勝もいた(p101)

    ・家康は、後継者選びは戦争ではなく、平和のうちに行われるべき(長子相続)という姿勢を示し、これは戦国時代との決別を意味した(p102)


    日本を救ったサツマイモ/青木昆陽・飢饉救済に挑む

    ・享保の飢饉のころの年貢米は、米の作柄に関わらず、毎年一定額を取り立てるものだったので、農村で米の蓄えが底をつき、お金を抱えたまま飢える人が続出した(p124)

    ・吉宗は農村を救うべく、江戸市内の米を買い上げて大坂にあつめて輸送しようとしたが、都市部での米価格の暴騰を引き起こした(p124)

    ・サツマイモは1個の種芋から30個の芋がとれる、1つの芋から4,5個しかとれない山芋、里芋と比較してかなり多い(p141)

    シリーズ二・二六事件(1)謎の「大臣告示」
    シリーズ二・二六事件(2)東京陸軍軍法会議/もう1つの二・二六事件


    ・2月21日に決定的な発表があった、青年将校の牙城である第一師団の満州移住が決定した(p167)

    ・26日未明、東京六本木にあった第一師団歩兵第三連隊をはじめ各所から部隊(総勢:1483人)が重臣たちの襲撃にむかった(p179)

    ・「大臣告知」により、総理大臣以下の重臣を暗殺した行為が認められ、クーデターを起こした反乱軍を、正規軍の中に入れてしまおうという奇妙な解釈ができることになった(p196)

    ・特設軍法会議で裁判が行われることになり、1)非公開、2)弁護人なし、3)一審限りで上告不可、という内容となった(p212)

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