この社会の歪みについて: 自閉する青年、疲弊する大人

著者 :
  • ユビキタ・スタジオ
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877585006

作品紹介・あらすじ

ニート、フリーターは気付いている。「正社員になれば、待っているのは奴隷労働だ」。比較文化精神医学者の、最も新しい社会分析。

感想・レビュー・書評

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  • 社会の歪みについて知りたくて読書。

    著者の歴史観が反映しすぎて読みづらかった。

    タイトルと著者の経歴から心理学的な側面から歪みについて説明していると思ったが、比較文化論だった。経歴を見ると比較文化も著者の専門のようだ。

    今の日本は、他人と比較しすぎていて、以前よりも妬みや嫉妬心が増幅しているように感じている。

    無責任な評論もどきの増殖や他人の欠点を探し出して一斉に叩くことで現実逃避、自己対峙を避けることに利用しているようにも思える。

    常にマインドセット等の訓練を受けて精神を図太く、他人と比較しない、過度の影響を受けない、その上でセルフイメージを段階的に向上させながら自分を大切にし自分との約束を守り、やりたいことを達成することで、他人や周りも幸せにすることが今の自分には必要だと思った。

    読書時間:約30分

  • ¥105

  • 分類=経済・政治・社会・大人・若者。05年8月。

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著者プロフィール

1944年生まれ。長浜赤十字病院精神科部長などを経て、現在、関西学院大学教授。専攻は比較文化精神医学。1999年2月の広島県立世羅高校・石川敏浩校長の自殺についての検証をきっかけに、君が代強制に苦しむ教師たちの精神医学にかかわる。著書に、『虜囚の記憶』(みすず書房)、『子どもが見ている背中』(岩波書店)、『させられる教育』(同)、『戦争と罪責』(同)、『喪の途上にて』(同、講談社ノンフィクション賞)『コンピュータ新人類の研究』(文藝春秋、大宅壮一ノンフィクション賞)など多数。

「2009年 『教師は二度、教師になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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