日々ごはん〈3〉

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著者 : 高山なおみ
  • 中央出版アノニマスタジオ (2005年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877586119

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日々ごはん〈3〉の感想・レビュー・書評

  • どんぐり舎。

    「ドリトル先生」は、どれを読んでもいつも良い空気が流れている。それはドリトル先生が全肯定の人だからか、井伏樽二の訳が良いからか。

    吉本隆明の「幸福論」。最近の隆明さんの本は、実感がこもって力が抜けていて、私にも分かりやすくとてもおもしろい。そして最近私が考えていたことと重なる考えもあり、どんどん読み進んでいった。

    本棚を整理していたら幸田文さんの「台所のおと」が出てきたので、布団の中に持っていって読み直す。やっぱり、この小説はすごくいい。私にとって、すごくすばらしい。志賀直哉の「小僧の神様」も大好きだが、同じような質のじーんと来方だ。いい小説って、こうして何度読んでも、すっかり初めてのように感動する。

    餃子の皮練りを皆にやってもらっている時に、一瞬、ふわーっと多幸感を味わった。外は曇りで、とても日常的な感じだというのに、だからこその幸福というかなんというか。(あぁ、私はこういうことがずっとやりたかったんだ)と思いました。本作りももちろん楽しいのだけど、それは一方的な作業だし、とても個人的な気がする。自分にのめり込むおもしろさというか、もの作りの楽しさというか。教室というのは、流れがある。人と人との流れの空気感。そして、この家の空気感。人は皆何かを発している。それが強い人も、静かに強い人も、いろいろいる。言葉で出す人もいるし、言葉にならない人もいる。そういうやりとりの中で料理ができていく。というか、料理を通じてやりとりがある。そういうのが、なんとも言えず楽しい。

    りうとひさびさに飲んだが、りうの言うことはどんなことでもぜんぶ正しいような、全肯定のような気持ちになった。すごく貧乏だけど、いろんなことを体当たりで、悩みながらもやっているらしいりうは、けっきょくはやったこと全部が自分に振りかかってくるのだから、どんなことをしてもそれでいいと思うのだ。

    吉本ナナ子さん「はてるま」
    ナナ子さんの料理は、すンばらしくおいしかった。
    グルグンの南蛮漬け、モーイ豆腐、レタスと三つ葉添え、ハーブソース。ピパーチの葉が入ったバッポ。人参ときくらげの卵蒸し。

    (沖縄に行って)気持ちも体も遠くまで行ってきたので、戻すのに丸二日かかった。まだ完全には戻っていない。だって、まだこの家がよそよそしいのだ。

    誇りというものについて。誇りっていうのは、自分が生きている環境について(仕事も含め)満足していて、その気持ちに嘘がないっていうことかな。そんなの言い古されたことかもしれないけど、その気持ちに嘘やてらいがないっていうのポイントだと思う。

    運動ってやっぱり気持ちいいなー。体が軽くなったような気がします。
    市役所の8階の食堂で夕陽を見る…なんてロマンチックなんだろうと、私は思う。たとえば、ゴージャスなホテルの最上階で夜景を眺めるとか、ベッドで愛を語られるとか、そういうのってロマンチックじゃないと思う。物がなければないほど、貧乏なほど、荒れた土地ほど、そこで眺める夕焼けをロマンチックだと思う。ぐちゃぐちゃに散らかっている恋人の部屋での逢い引きとか、燃えるもんな。それって何だろう。ものごとのギャップが映えさえるのか?

  • 再読 2015/04/21 りうが出ていきハルに愛着が湧きだした。浅利が食べたくなる。同じ季節のあたりを読むとワクワクする。
    再読 2016/09/28

  • 高山なおみの日記エッセイ第3弾

    このシリーズ、日常を丁寧に過ごす系のエッセイだと思って読み続けていたのだけど、なんだかちょっと違うような気がしてきた。確かにご飯は丁寧に作らはるし(料理研究家だということもあるが)、洗濯や買い物・読書・旅行へのこだわりも、丁寧な日常生活の匂いはさせてはいるのだが。

    この人結構ザツい。特に酒が入った時の行動がどうもザツい?酒呑んで、やたらと大騒ぎしまくり無駄に記憶を飛ばし、翌日二日酔いで宅配便配達員が鳴らすチャイムで目を覚ます。こんな日がやたらと多いのだ。しかも「こういう日があるから私は元気になれる」と確信的にそういう酒にまみれる日を作る。
    まるで悪い展開にはまった時の俺みたい、読んでてツラかった。こりゃあこがれじゃなく、俺がしたくないことだよなぁ。

    筆者の生活を否定するものではないし、酒を悪者扱いするつもりもない。しかも俺が勝手に「丁寧日常系エッセイ」と勘違いして読んでいたのだから、作品自体に一片たりもの瑕疵はない。勝手に理想を思い、勝手に失望しただけなんだけど・・・。

    続編読むかは留保。読むにしても「丁寧日常系」ではなく「同類シンパシー系」エッセイとして読むことになるだろうな。

  • 1巻~3巻を本棚から引っ張り出した。改めて読むと、最初の日記はもう10年以上前で著者の行動言動ともに若く、何より当時はまだクウクウで働いており、ちょうどシェフを辞めて料理家一本で立とうとしているところ。この10年余りは著者にとって大きく新しいものだったんだろうなと感じる。家族も、1巻当時は同居していた娘さんが結婚し娘2人の親となり、著者はおばあちゃんの立場となったわけだし。吉祥寺近辺で夜な夜な飲み歩いていた(り、酔っ払って吐いたり自転車で転んだり、しょっちゅう二日酔いだったりしていた)のが、今は仕事の合間に"ジープ"で"山の家"に通い古い家を手入れしたりする日々、10年ひと昔ということか。日々ごはん、できればずっと続けて欲しい。一旦辞めた日記を現在また再開しているということは、著者としてもライフワーク化しているのかな。

  • まったりごろごろ読むのにぴったり。波照間に行ってみたいなあ。

  • 浮き沈みが落ち着いた分、上がる時が凄まじい感じ。
    スイセイ氏との関係、言葉がたまらなく素敵。こんな風に暮らせたらどんなにか幸せだろう。ほんと、ぎゅっと詰まった方だなあ、高山さん。

  • 高山なおみさんの言葉を読んでいると、癒されるし元気になれる。そう思った。

  • 再読。
    新しい環境に少しずつ馴染みながらも、お店で働くことに憧憬(というのかな・・・)の気持ちを感じてるような。ふわふわしながらも、料理家としての足場を固めているような。高山さんのやりたいことが形になっていく様子に元気が出る。

  • 『日々ごはん』にはしっかりとハマってしまいました。
    緩やかな、気取ってない、でも力強い高山なおみさんの毎日が実によいのだな。
    『日々ごはん〈3〉』ではクウクウのシェフを辞めた後、
    料理研究家としての毎日を確立していく高山なおみさんが見られます。
    娘さんが独立して家を出ていったりもして、
    家族への思いがさりげなく語られているのもじんわりきました。

  • ご飯の話と、エッセイが好きなので。
    これは鉄板でした(笑)

    ご飯が本当においしそう。

    そして高山さんがすこやかで、さわやかで。
    いやされるというか、満たされます。

    スイセイさんの名前と、話し方が好きで出てくるとうれしくなりました。

  • 3巻はいつもより少し長かった。
    3巻の高山さんはすごく安定していて、
    でも色んなことに挑戦していて、
    とっても生き生きしていた。
    高山さんとあたしの共通点を発見。
    ロマンチック!と感じるところがおんなじ。
    ちょっと嬉しい。
    高山さんの聴いていたマーガレットズロースの曲も聴いてみた。かなり発信タイプの音楽。
    最後らへんに高山さんは波照間島での毎日を綴っていたけど、ばななさんの「なんくるなく、ない」を読んでるみたいになってしまった。
    沖縄での毎日を読んだから、明日のごはんはチャンプルーに決定。

    気持ちに嘘がなくって正直な言葉ひとつひとつに高山さんの息がかかっていて、なんだか胸がいっぱいになった

  • *図書館*
    月ごとにレシピをひとつ教えてくれるのがイイ。
    ドラマ「すいか」がスキとあって驚いた。
    自分と好みが重なる部分があるんだなんてっ

  • 読んでも読んでも追いつかない〜

  • 3冊目までゆらゆらと読みましたが、すっかり高山なおみさんの空気感にはまっています。「豚や」のくだりが面白い。「豚に失礼だよ!」って怒っている高山さんが(笑)

  • 日々をていねいに生きていらっしゃるかんじ、見習いたいなぁと思います。

  • 料理研究家であるにもかかわらず(?)しっかりと日々を生きている。飾るところのない自然な姿に共感いたします。
    空をみたり、自転車こいだり。って、そんななんでもない日常のなかにきらりと光るものあり。
    アノニマスタジオさんからの出版です。
    あ〜。大好きだー。

  • 途中、クウネルの「夫との日々」を読み返しながら読んだらすごくリアルに感じた。

  • ご飯があるというだけで人は多分幸せになれる。

  • 高山さんとスイセイさんの関係がとても素敵。

  • レストラン「クウクウ」のシェフを辞めて数ヶ月。やっと動き出した自分の時間の重さを、からだで受け止めて、どこまでも過ぎてゆく空のように自由な新しい毎日のこと。2003年3月〜8月の日記を収録。

  • 何も考えずボーっと読める。
    しかし、しっかり心に残る。

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日々ごはん〈3〉の作品紹介

レストラン「クウクウ」のシェフを辞めて数ケ月、やっと動き出した自分の時間の重さをからだで受け止めて、どこまでも新しい毎日が過ぎてゆく。日記エッセイ第三弾。

日々ごはん〈3〉のKindle版

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