フランス日記: 日々ごはん 特別編

著者 :
  • アノニマ・スタジオ
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本棚登録 : 390
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877586324

作品紹介・あらすじ

はじめて訪れたフランス。好奇心のままに五感を研ぎすまし、記憶も感情も味わいつくす高山さんの旅の形。

感想・レビュー・書評

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  • フランスに旅したい、というより、通いたくなります。旅行記というよりホント日記。

  • 『食堂かたつむり』の倫子さんが連想された。

  • 帯を見てフランス旅行記だと思って購入したら食事に関しての本だった。半分くらいまでで、全部は読み切れなかった。

  • また、パリ行きたいなー。高山さんは純粋で公正な目を持っていて、素直なのがとても魅力的だよね。

  • 2015/06/06 再読

  • 高山なおみさんのことはよく知らず、
    フランスとごはんということばに惹かれて読んだ本。
    のんびりした、心の内側寄りの旅行記という感じでした。
    パリ行きたい。ほんと行きたい。

  •  著者はフランス語どころか英語もおぼつかなく、『地球の歩き方』を片手に歩く料理研究家。同行者やコーディネーターに助けられながら、異国の地でおっかなびっくり旅をします。この本だけ読んでいると、著者の料理研究家としての実力すらも疑わしく思えてしまう不思議。(料理や食材についてはまともに書いているんですけどね苦笑)それだけにただの素人のフランス旅行記として読んでいれば、(私にとっては)感性が近くて楽しい本でした。私もフランスに行ってサンドイッチやらガレットやら食べたいです。

  • 再読。
    夫と軽くケンカ(夫の軽口があまりに自分弱点の核心を突いたため・・・)したので頭を冷やすのに。
    この本の中で高山さんがスイセイさんに指摘されていることって、
    自分にもすごくあてはまって、コンプレックスに感じていることなので、
    旅行記というよりも、その部分を読みたくなって。

  • だいぶ前から読みかけていたもの。
    慌ただしくてほったらかしていた。
    あまり面白くないと思ったのもほったらかしにした理由のひとつかも。

    『じゃがいも料理』の取材旅行兼プライベート旅行の日記。
    ちょっと前に『日々ごはん』を読んでいたから飽きていたのもあったのか、旅日記なのに退屈だった。
    自分にとって、旅に食事が重要じゃないというのもあるのか。。。
    (旅してるときってそんなにお腹減らなくて逆に困る。)
    けっこう現地の食事やレストランの批評が多いから、正直自分にはどうでもいいというか。
    食の批評って時にうざったく、(いちいちこだわらなくてもいいじゃん。うるさいなぁ)という気持ちになるもんじゃあないですか。
    高山さんは料理家なので、自分の好みの味の探求は仕方ないんですけどね……。


    ーーーー
    スイセイさんの言葉で共感する部分もあったので、後で書く。
    けんかする前後の部分。

  • ゆるゆる〜っとした文体で、優しく身近なフランスの様子が語られている。紅茶でも飲みながら読みたい本。

  • 料理研究家の高山なおみさんの『日々ごはん』の番外編的な本。
    フランスに行った時の日記です。つまらない人には、つまらない本だと思いますが、あたしは、自分が旅しているみたいな普通の感じが好きです。料理研究家だけに、ご飯がマズイものでも美味しそうに感じます。

  • 気付けばもう三回も読み返してる。
    フランスは行った事ないけどなんか三回も行った気分。
    美味しそうな料理やフランスの情景がめにうかぶし、
    旅をしている時の興奮や喜び 不安や心細さ、この本を
    読んでいるとすべて感じ取る事ができる。
    旅日記は書こうと思えば誰にでもかけるけど、
    立体的なこちらにその旅の内容が迫ってくるような文章は
    高山さんだからこそだなと思う。
    自分に正直な飾りのないまっすぐな文章だからだろうな。
    多分フランス気分を味わいたいと思う度にこれからも開くだろうな。
    じゃがいも料理の本もあわせて楽しむのがお勧め。

  • いつもの「日々ごはん」の淡々とした流れ。フランス旅行記。
    フランスには行ったことがないけど、以前訪れた冬のベネチアの寒々しい空気を思い出した。
    フランスの庶民の料理って、やっぱり日本の家庭料理に似てるんだな。「ポテ」とか、あれは完全に肉じゃがだし。
    夫のスイセイ氏が相変わらずの調子なんだけど、夫婦げんかの様子が「わかるわかる」って内容で、いつもより親近感が沸いた。
    いつもの「日々ごはん」の二人は、ちょっと芸術家肌すぎるような印象だったので。

  • 旅行するなら海外よりも、日本国内をゆっくりと暮らすように旅したい。
    そう思っているので、フランスにはさほど興味が無かったりします。
    おまけにフランスって、ちょっと気取ってるような、
    日本人には冷たいような、そんなイメージもあったりして…。
    でも高山なおみさんの「フランス日記」、
    自分の中のそんな古い偏見を少し崩してくれたかも。
    どんな国でも土地でも色んな人がいて、いいところもあればよくないことろもある。
    考えてみれば当たり前のそのことに
    高山なおみさん自身が旅をしながら気づいていって、
    読んでいる自分も同じように気づくことが出来た、そんな気分。
    今まであまり感じたことがなかったフランスの“いいところ”を
    文章や写真を通じて感じさせてもらえました。
    特に、「すべてがいしいしんじさんだ」というノワール・ムチエ島に惹かれます。
    フランス=パリのイメージがあったけど
    日本と同じようにどこにだって色んな土地があるのだ、と思ったら
    今まで目が行かなかった様々な国々にも
    ちょっぴり興味が湧いてくるような気がしました。

  • 行ってみたい、食べてみたいがたくさん。

    そもそもフランスに興味があって借りたのだけど、
    すこーーーしだけどんな所か、知識が増えた。
    いじわるな人は、どこにだっているのだなぁとか。

    マルシェにとても行ってみたくなりました。
     

  • フランスの美味しいものがいっぱい出てくる本。
    しかも書くことを仕事にしてるわけじゃない人の本だから、逆に伝わってくる旅のドキドキ感があって、自分も行きたくなった!
    留学中パリでは田舎町では出会えないスタバのフラペチーノと日本食を楽しみにしてたから、あんなステキなお店がいっぱいあったのねーって驚く。
    ちょっとふらっとするだけだと、観光客向けのお店ばっかりだけど、ちゃんと現地を知ってる人に聞けば美味しいお店がいっぱいあったんだろうなー。またパリへ向かいたくなる!!

  • 懐かしいフランスの雰囲気が味わえる。

  • 文章を書くことを仕事としてないひとの文章が、ザラリとして好きでした。あと、他のフランス本よりもフランスの空気感があるように思います。

  • フランス紀行ものは気になるので読みたかった。
    人の旅のつれづれを読んで追体験するのもなかなかおもしろいと思う。
    人それぞれ、視点が違うことも、異国を旅して感じることの共通点も。
    文体は読みやすいけど、気になる点も多々。

  • 料理家の目線ってやっぱり普通の旅行者とはちょっと違うのだなと思う。食べる料理、出かけていく蚤の市。高山さんらしいなと思う。もうちょっとボリュームを出して写真を多めにしてほしかったかもしれない。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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