- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587550
感想・レビュー・書評
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21世紀になって新しいマインド、暮し方が変わってきました。
大衆消費社会の中で盛り上がり、お金持ちを目指す「上へ、上へ」という上昇志向。
大衆消費社会を蔑視し、反逆クールを気どる「外へ、外へ」というアウトサイダー。
そして次にきてるのが、所有するものを減らし、快適な動きやすい衣類を身にまとい、身軽に移動し、世界とダイレクトにつながるような裸の感覚を持つこと。その上で、わたしたち自身がじかに他者や都市とつながり、内外を隔てない開かれた共同体概念をつくっていくこと。つまりは「横へ、横へ」というネットワーク思考です。
ノームコアと、「普通という中核」という意味の言葉があるように。生き方そのものが、独自であることがカッコいいというスタイルを超越して「皆と同じ」というスタイルが逆に新しいのです。今私たちは自由です、だから自分で帰属する共同体を探し求めなければなりました。
あと20年ほどの人生。「孤独ではない自由」を求めて、他人との新しいつながりをみつけたいものですな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出世を目指す「上へ上へ」という生き方、それを傍から眺めつつ自分は違うんだぞと気取る「外へ外へ」という生き方。この二つの生き方がこれまでの社会では主流であり、いずれもが結局は消費につながり、日本の成長をも結果的に支えてきた。しかし少子高齢化が進み、成長が困難なこれからの時代は「横へ横へ」と人々、社会と緩やかにつながりながら生きていくことが重要になる。ネットで繋がりつつ、その上に、食や農業、様々な趣味をベースにしたリアルな繋がりが形成される社会。確かに居心地がよさそうだ。
だが、普通に企業社会で生き、給与で生活し、都会で子育てをしている私のような世代の人間が、こういう生き方にシフトするのは簡単なことではないのも事実。生活をグレードダウンして地方に住む?本書で紹介されている事例はどれも興味深いのだが、できれば、こういう人間がいかにして「横へ横へ」の繋がりの中で生きていけるのかも、今後紹介いただきたいです。(自分で試行錯誤せよ、ということなのかもしれませんが(笑)) -
オイシックスの話あり。日々の暮らしを丁寧に。あらためて目標としたい。
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ゆるゆるとしたていねいな暮らし。
だからと言って全てがアナログで不便な暮らしってことじゃない。
全てを理解できたわけではないけれど、いろいろな分析を読むことができて勉強になりました。
そして、コーティングされていない「紙」らしい紙で全てが作られていて、紙の匂いのする、いとおしい感じの本でした。最近、電子書籍ばかり買って読んでいるので、「本」というモノの良さを思い出させてくれました。
そして、とりあえず、家の中の不要なモノを捨てたくなりました(笑)。 -
上へ上へではなく、
外へ外へでもなく、
横へ横へゆるゆるとつながる感覚
うんうんと納得。 -
【社会への意識】
本当は社会に参加しているはずのに、孤立している感じ。
漠然とした不安は、どこからやってくるのか?
扉で閉ざすことを暮らしで習慣にしているから起こるのかな…と漠然と感じました。
新しく動き始めている人たちの例をのぞける本です。 -
帯の通り「ゆるゆる」がキーワードの本。
衣食住とテクノロジーとの関わり方について、俯瞰的に述べられてます。 -
日々の生活を豊かにして、それを積み重ねて生きていくのが一番心地いいのだ。
ひとつだけ、Oisixは営業がめんどくさくて(電話とメールめっちゃしてくる)好きじゃないから、Oisixをすごい出してくるのだけはもやっとした。 -
新しい生活スタイル、コンセプトの提案