ライフストラテジー 人生戦略 ― 相手に圧倒的差をつける戦略的人生論

  • きこ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877710736

感想・レビュー・書評

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  • 【要約】


    【ノート】

  • "親分肌のリーダーからの人生指南書とでもいえばよいか。著者はアメリカで訴訟コンサルタントを担っているフィリップ・マグローさん。アメリカの実体験から示唆する人生戦略は、日本と違って辛口なところがある。とはいえ大いに役立つ示唆に富んだ人生戦略が示してある。

    一部要約を抜粋する

    第1章 現実的になろう
     「人は、自分自身のことをあれこれ考えているとき、あまり現実を見ていない」
     -マーク・トウェーン-

    第2章 ものがわかっているのか、わかっていないのか(人生の法則1)
     「彼らの音楽は気に入らない。ギター音楽は疲れて消えてゆくところだ」
     -1962年にビートルズを門前払いにしたデッカ・レコードの幹部-

     人間の本性はこうあるはずだという考えに縛られずに、何が人を動かしているのか突き止めよう。
     あなたや他人がなぜそういった行動をとったり、行動をとらなかったりるのか、その理由を学ぶのだ。

     他人を理解する8つのリスト
      1.彼らは自分の人生で何をいちばん大事にしているのか?
        倫理?金や成功?力?思いやり?人生観の中で本当に重要なものは何だろう?
      2.彼らは人生はどういうもので、どうあるべきと期待し、そして信じているか?
      3.彼らは何に反発を抱き、どんな傾向(恐怖、偏見、先入観)があるのか?
      4.彼らはどんな姿勢やアプローチ、あるいは哲学を拒絶もしくは認める傾向が強いのか?
      5.ある人物が基本的に「いい人」で、信用できるという結論を下すために、彼らは相手からどんな言葉を聞く必要があるだろうか?
      6.彼らはどういったことを適切だと見なすのか?
      7.彼らは自分のことをどのように思っているのか?
      8.彼らが人生にいちばん望んでいるのは何か?

     万人に共通する10の特徴リスト
      1.すべての人がいちばん恐れているのが「拒絶される」こと
      2.すべての人がいちばん必要としているのは、「受け入れられる」こと
      3.人をうまく操るには、相手の自尊心を傷つけない、もしくはくすぐるようなやり方で対応
      4.人はみな(例外なしに)どんな状況にさしかかっても「自分はどうなるのだろう?」という不安を抱く
      5.人はみな(例外なしに)自分にとって個人的に大事なことを話したがる
      6.人は、自分が理解できることだけに耳を傾け、自分のなかに取り入れる
      7.人々は自分に好意を持っている人を好み、信じて頼る
      8.人はしばしば、はっきりとした理由もなく行動する
      9.上級階級の人のなかにも、了見の狭い人間はいる
      10.全ての人には(例外なしに)外面がある。その仮面の向こうにあるものを観なくてはならない

    第3章 あなたの人生体験をつくるのは、あなた自身である(人生の法則2)
     「種を蒔く人は間違いを犯して、エンドウ豆の種を一直線に蒔かないかもしれない。
      エンドウ豆は間違いを犯していないが、一列に芽をだすことはない」
     -ラルフ・ウォルドー・エマソン-

     人生の責任は自分にあることを認め、受け入れる。人生という結果を生み出すのに果たした自分の役割を理解する。よりよい選択の仕方を学び、よりよい人生を得る。

    第4章 人はうまくいくことをする(人生の法則3)
     「わたしは、自分のしていることがわかりません。自分が望むことを実行せず、かえって憎んでいることをするからです」
     -聖パウロ、新約聖書「ローマの使徒への手紙」

     行動に駆り立てている「見返り」を見つける。「見返り」をコントロールして、人生をコントロールする。

    第5章 自分が認めていないことは変えられない(人生の法則4)
     「われわれは彼らをやっつけたぞ」
     -ジョージ・A・カスター将軍、1876年、リトル・ビッグホーン川の戦いにて-

     自分の人生と、自分の人生に関わっている全ての人について、正直になれ。
     人生でうまくいっていないことについて、正直になれ。
     言い訳するのをやめて、よい結果を生み出せ。

    第6章 人生は行動に報いる(人生の法則5)
     「100の言葉より10の実行」
     -ベンジャミン・フランクリン-

     慎重に決定を下し、引き金を引く。世間は、行動を伴わない思考にはあまり関心がないことを覚えておこう。

    第7章 事実なんてない。あるのは認識だけ(人生の法則6)
     「よいも悪いもない。考えがそうさせるだけだ」
     -ウィリアム・シェークスピア-

     自分がどんなフィルターを通して世の中を見ているのか、確認する。
     フィルターに振り回されず、自分の過去を受け入れる。

    第8章 人生は管理するもの。癒すものではない(人生の法則7)
     「倒されても構わない。立ち上がることが大事なのだ」
     -ヴィンセント・ロンバルディ(アメリカンフットボールの伝説的コーチ)

     自分の人生の主導権を持ち続ける。人生は長いドライブ。毎日ハンドルを握る。

    第9章 わたしたちは自分の扱い方を人に教えている(人生の法則8)
     「あなたの同意なしには、誰もあなたに劣等感を与えることはできない」
     -F・ローズヴェルト元大統領夫人、エリナー・ローズヴェルト-

     自分が人から受けている扱いについて、不満を口にせず自分でコントロールする。
     望むものを手に入れるために、自分の対人関係について相手と再交渉する術を学ぶ。

    第10章 許しには力がある(人生の法則9)
     「怒りで始まれば、かならず恥で終る」
     -ベンジャミン・フランクリン-

     怒りや憤りが自分に及ぼしている作用に注目する。自分を傷つけた相手から力を取り返す。

    第11章 まず自分が求めているものを明確に知る(人生の法則10)
     「わたしは、いつもひとかどの人物になりたいと思った。でもわたしは、もっと明確に決めるべきだった」
     -アメリカの人気コメディアン、リリー・トムリンとジェーンワグナー-

     自分が求めるものを明らかにし、チャンスをつかむ

    第12章 ガイド付き人生の旅
     「立ち向かい、つねに立ち向かえば、やり遂げられる。立ち向かうのだ」
     -ジョセフ・コンラッド-

     個人面、対人関係面、仕事面、家庭面、精神面 各分野単位で人生を診断しよう

    第13章 目標設定の7つのステップ
     「パラシュートをたたむのがいちばんうまいのは、自分自身パラシュートで飛び降りる人だ」
     -作者不明-

     1.具体的な出来事や行動のかたちで自分の目標を表現する
     2.達成感を図れるような形で目標を表現する
     3.目標に期限を設けよう
     4.コントロールできる目標を選ぶ
     5.目標達成につあんがる戦略をたてる
     6.段階的な目標を定める
     7.目標達成までの進捗状況に責任を持とう

    第14章 自分の公式を見つけよう
     「可能性があるというのは、まだ成し遂げていないという意味でしかない」
     -テキサス大学のフットボールチームのコーチ、ダレル・ロイヤル-

     成功者の持つ10の要素
     ビジョン、戦略、情熱、真実、柔軟性、リスク、人の輪、行動、優先順位、自己管理"

  • 12章のリスト作成がすごく大変。量が多い、というか何が求められているか良く分からない。
    完走できる人は少ないと思う。

    「 あなたはもう充分長いあいだ正しかった。今度は,勝者になる番だ。」(53頁)という言葉は、「ツァラトゥストラ」でいう、ラクダが獅子に変わることに通じると感じた。

  • LIFE Strategies/同じ本が、「史上最強の人生戦略マニュアル」として翻訳し直されています。
    http://www.kikoshobo.com/2008/09/post_76.html

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  • 人生の選択を迫られた時どう選んだらいいの? やるべき事がわからない。 自分にうんざりしている。 と考えている人へ。TVでも有名な勝間和代さんの人生に影響を与えた本であり、アメリカの心理学者による自分の人生をコントロールする為の本です。物事がうまくいかないけどそのうち何とかなる。自分は正しいからいつか成功する。そんな誤った思い込みをブチ壊してくれます。しかも、啓蒙書にありがちな精神論ではなく、実際に取るべき行動をマニュアル化してあり、読み進めていくうちに自然と自分の長所、短所、改善すべき点が見えていきます。

    (熊本大学学生)

  • 06105

    ありのままの自分の人生の現実を認めることは難しい。特に人生が失敗だったと感じている場合には。現実を直視しないために人はさまざまな正当化や否認を行なう。しかし失敗した人生も結局は自分が選んだものだったのだ。

  • 世間は行動を伴わない思考にはあまり関心がない。
    目的、知識を持って人生を管理する。

    ビジョンと実行力が大事だと感じた。

  • 自己啓発のためにじっくり読みたい本です。

  • 「アメリカの恋人」オプラ・ウフィンフリーの話から始まる序章はなかなかユニーク。この本全体に漂うクールな雰囲気こそ、人生の戦略というものは真剣に立てるべしということのあかし。全米で300万部売れたらしい。

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