仕事は楽しいかね?《最終講義》

  • きこ書房
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本棚登録 : 826
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877712976

作品紹介・あらすじ

会社の宝になる働き方とは?
仕事は楽しいかね? シリーズ完結編!

感想・レビュー・書評

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  • "仕事は楽しいかね?"シリーズの最終講義との位置付けで、本巻も人に着目しているが、1巻、2巻ほどの新鮮さはないと感じた。

    ポイントは、一流になるには常識の範囲で考えていたのではダメで、それを越える新たな発想ができることが必要ということ。
    それを仕事上で生かすためには、上司もその事を理解できるもののわかる人であることが必要だろうから、2巻で書かれていた、本物の部下を得るには本物の上司になる必要があるという指南と繋がっていると思った。

  • 好奇心こそが、無敵の強みなんだ。
    試してみることに失敗はない。何かを試すということは、より良い方法を探してトライすることだ。たとえ思ったようにうまくいかなくても、試す前とは違う自分になっている。なぜなら、現状を打破すべく力を尽くしたのだから。
    善行を積み重ねることの中に、偉大さは存在しているのかもしれない。
    他の案を出しても受け入れてもらえるとは限らないって覚悟しておくんだよ。受け入れられなくても、構わないんだから。ほとんどの人は、現状にしがみついていたいだけなんだから。大事なのは、きみが頭脳を成長させ続けることなんだ。
    完璧以上に素晴らしい社員とは、誰よりも頭がいい天才ではなく、特別な理解力や洞察力を持つ人のこと。他人の気持ちをとても敏感に感じ取ることができる人のこと。
    人は誰かの目になるのが大好きなんだ。だから情熱を持ち、それを表明するっていうことが大切なんだ。
    真実を恐れる心は学習を妨げます。
    どこからでも、どんな人からでも新しいアイデアを見つけてくれる人は、心の広い人です。
    実験を愛し、よく学ぶ人は、勇気のある人です。
    決して最後まで到達できないと分かっていても理解しようとする人は、思いやりのある人です。
    求められていないのに与える人は、寛大な人です。
    広い心、勇気、思いやり、そして寛大さ。これを全部あわせると、昔ながらの美徳、高潔さが得られます。

  • 〈最終講義〉では、会社の中での自分の振る舞いについて、物語を通じてハウツーが書かれている。完璧以上に素晴らしい社員になるためには、常識範囲内の考えや行動ではたどり着かない。非常識であることであり、自分の知識に満足せず、常に学び続けなければいけないなと感じた。常に問うことは「どれだけ素晴らしくできるだろう?」

    個人的に好きな文
    人と接するときは、”常に”相手の無限の価値を”忘れねはならない”んだ。

    仕事に情熱を注ぐ人が成功を手にしやすいのは、情熱がアイデアを引きつける磁石だから。

  • 先の2冊のまとめ的な一冊。これまでの作もそうだったが、物事にチャレンジし続けること、失敗を恐れない、固定観念に囚われないなどを今一度、教えていただきました

  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/business_economy/interestingjob3/

    『仕事は楽しいかね?』シリーズではもうお馴染みの、アイデア満載、仕事も人生もとことん楽しむ老人『マックス・エルモア』。

    このシリーズの最終回が、今回紹介する本『仕事は楽しいかね?《最終講義》』です。

    マックス・エルモアファンは必読の書です。

  • 図書館で借りました。このシリーズ、よく読まれているようで本屋でよく見かけますが、読んだのははじめて。最終〜を最初に読んでしまいましたが、物語調なので軽く読みやすいです。面白いと思ったフレーズをいくつか引用しておきます。(番号は私が勝手につけたものです。私が特に気に入ったのは、5、8、12あたりでしょうか。)

    1 待っていたって「適当な時期」なんか決して訪れないし、「成功する」ために必要なものがすべてそろうなんてこともない。
    2 最高の上司は部下の能力と技術を伸ばすが、最高の部下は自分で自分の能力を伸ばし、さらには上司の能力まで伸ばすものなんだ。
    3 分別のある人間には、何も成し遂げられない。
    4 新しい挑戦は贈り物。難しい課題も贈り物です。
    5 何も分かっていない人ほど、自分はいろんなことを知っていると勘違いしていることがわかったんだ。
    6 無知は、知識よりずっと人に自信を与えるものである。
    7 聡明な人間は謙虚なんだ。最高の人材ほど、答えよりも質問を多く持っている理由であり、頭脳のネットワークを持っている理由なんだ。
    8 誰が知っているか分かっていれば、自分が知っているのと同じだ。
    9 彼は解決策を与えようとしません。ただ、みんなに最終的な目標を思い出させるだけ。
    10 試してみることに失敗はない。
    11 有能な人々は、助けを求められると喜ぶものだ。
    12 最高の便りは、良い便り。次に良いのが、悪い便り。飛びきり最悪なのは、便りがないこと。

  • 「一握りの特別な人々が、会社を特別にしているんだ」
    「良い会社には、少数ながら特別な人々がいる」
    「もっと、よくできないかなあ」
    「私たちが探すのは、仕事を特別にしてくれる人々だ、それが完璧以上に素晴らしい社員であり、会社の宝なんだ」
    「人と接する時は、"常に”相手の無限の価値を"忘れてはならない”んだ」
    「自分が関わる相手の能力を、深く信頼していること、相手が価値ある存在である。と信じて接するのだ」
    「お金のためにはたらくのではなく、自分の仕事を心から愛している人」
    「一緒に仕事をした人からぜひ自分のチームに来てほしいと言われる人間になることだ、会社で重要なプロジェクトが持ち上がったとき、真っ先に起用される人間になること」
    「待っていたって"適当な時期”なんて決して訪れないし、"成功する”ために必要なものがすべてそろうなんてこともない。」
    「最高の社員になるつもりなら、待っていないでとにかく実行する人間、周りのレベルを引き上げる人間になる覚悟がいる」
    「最高の上司は、どうすれば職場が、部下たちの冒険の場になるかを知っている」
    「最初の解決策は人々からの借り物、二つ目の解決策は常識の範囲内、三つ目の解決策が天才のアイディアだ」
    「無知は、知識よりずっと人に自信をあたえるものである」
    「自分が何を知らないか見つけ出さなければならない」
    「相手を変えようとするのでなく、相手に自分を変えてもらおうとすることで味方につけるんだ」
    「好奇心こそが、無敵の強みなんだ」
    「善行を積み重ねることの中に、偉大さは存在しているのかもしれない」
    「顧客のために、どうすればもっとよくできるだろう?と問いかけることで、状況を良くするチャンスがある」
    「報いてあげられる人を雇う」
    「一生懸命働くいい人の一人になるのではなく、特別な仕事をする特別な人になる」
    「彼らより優れた人物ではなく、自分を優れた人間だと思わせてくれる人物」
    「人間の深みとは、どれだけ深く周りの人について学ぶか」
    「仕事に情熱を注ぐ人が成功を手にしやすいのは、情熱がアイディアを引き付ける磁石だからだ」
    「与えられた仕事以上のことをすることで、職場全体の意識を高め、周りお人々をも向上させる」
    「是非、また一緒に働きたいと思える人の一人になる」
    「よい上司になりたければ、良い顧客になれ
     よい部下になりたければ、よい上司になれ
     良い納入業者になりたければ、よい友達になれ」
    「自分の可能性を最大限に仕事に活かしていることを実感している」
    「あなたの人生のすべての日を精一杯生きていけますように」

  • オーディオブック
    第二弾まで面白かったので最終講義まで聴いた。

    最高の社員になれるように行動しようと思う。

    3作全部今度は本で読み返したいと思う(^^)

  • 2023.10.25(水)晴

  • 完璧という言葉は創造性をかき消してしまう。「どれだけ素晴らしくできるだろうか」と問いかけを繰り返そう。

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著者プロフィール

1950年生まれ。アリゾナ州立大学大学院(経済学)卒業後、スタンフォード大学大学院で学ぶ。1980年、マーケティング・リサーチ専門会社、リサーチ・リソーセス(Reserch Resources)を起業し、マクドナルド、3M、P&G、コダックなど大手優良企業を顧客に持つ全米でもトップ・レベルの会社にまで成長させる。1991年、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を開始。現在米国を代表する人気コラムニスト。氏が執筆するコラムは、100社以上の新聞社に配信され、毎週1000万人以上に愛読されている。執筆活動のかたわら、企業講演、従業員訓練やキャリア・セミナーを主催し、意思決定論、人材育成、キャリア・アップによる能力開発や成功をテーマに独自の理論を展開している

「2016年 『まんがで変わる 仕事は楽しいかね?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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