敏感すぎて困っている自分の対処法

著者 :
  • きこ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877713256

作品紹介・あらすじ

ささいなことでドキッとしてしまう5人に1人の敏感すぎるあなたへ。HSP(敏感すぎる人)は病気ではありません。生物の生存戦略です!他人の気持ちや場の空気が読めすぎてしまい自分の感情をいつも抑えてしまうあなた。敏感すぎる自分と上手に付き合う方法を教えます!

感想・レビュー・書評

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  • 2021.1.4読了。

    妻の心を少しでも軽くできたらと思って購入した。

    知らない、分からない、だからどうしたらいいか考えられない、ということが人間の根源的な恐怖や不安や悩みなどのネガティブなほとんどの源であることを思った。
    解って仕舞えば対処のしようもあるというもの。

    冒頭の簡単なテストで自分も十分hsp(Highly Sensitive Person 視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人のこと)の要件に当てはまることがわかった。

    どおりで、とすっきりした気がする。

    まるごと受け入れてしまうには少々眉唾な気のするオカルト的な内容も含んでいて危うい気がするものの、全く未知の領域の入門編としては、充分な力作と思う。

    おかげで妻は、絵に描いたような典型的なhspとして知らずに背負ってしまっていた色々を下ろして、身軽になることができそうだ。

  • HSP(敏感すぎる人)の特徴と自分が重なりすぎる。スピリチュアルな話は苦手なのだが、私も瞑想してみようかと思った。やっぱり目に見えない力とか波動とか気とかは実在しているんだろうか。と思えた。

  • 途中で読むのをやめた本。色々と科学的な知見を基に書いているような雰囲気を醸し出しているけど実質スピリチュアル寄りの本だった。

  • HSPという言葉が出てくるまでエンパスとも言われていたけど、HSPの説明が一番しっくりくるのでこういう本が日本に着て良かった。
    ただHSPに関しては大元のアメリカではマイナーらしい。あっちは個人主義だからだろうか。

    HSPとしてはまあまあ強めだけど、HSPに出会うまでにメンタル強化のためにあれこれやってきたのですでに解決してしまったものも多くある。
    ただ本を見ても「他人との境界線を作るワーク」が苦手で意味が分からないんだけど、「境界線の存在をはっきり感じるまでしろ」と書いてあるので、おとなしく続けるしかないのか……境界線があいまいなのは自覚している。

    エネルギーバンパイアというものがこの本でしっくりきたので、人間関係のときに参考にしています。

  • スピリチュアルや後半にいくにつれて雲行きのおかしい部分はあるけれど、
    4コママンガと文章で構成されており、とても読みやすい本だった。

    前半が特に自身もうなずく所も多く、人の多いところが苦手だったり、
    「なぜ今日はこんなにも疲れるのだろう?」と思う事も「こういう理由だったのか」と納得がいった。

    心が敏感なのもあるし、体や五感(聴覚や嗅覚、触覚など)が敏感なことで、
    しんどいことも多々あるのだろうと思った。

    タイトルにもあるように、
    「人間関係の悩み、原因不明の体調不良」に悩まされているなら、一読の価値はあるかと思う。

    【学び】

    ●5人に1人は敏感タイプ、生物の2割に備わっている生存戦略である

    ●自身の境界が薄く、他者の境界侵入を許してしまう
    (例)友人が「最近よく眠れなくて・・・」と相談してきた。
      →自身も眠れなくなる

    ●共感性の高い人ほど、他者の感情や体調に同調しやすい

    ●脳のミラーニューロンの働きにより、
     他人の心や体の状態を鏡のように模倣してしまう
    (例)友人が「お腹が痛いー!」とトイレにこもっている
      →自身もお腹が痛くなる

    ●超常体験との付き合い方
    ・悩まされるのではなく、能力を本物にする
    →正しい食生活、適度な運動、睡眠(日常生活が修行)

    ●刺激に弱い
    他者がまだ気づいていない状態の音や物事に敏感に気付くため、
    他者が気付くころには自身が限界域になる

    ●保護膜が厚い人は気軽に人と付き合える、人からの影響を受けにくい
     保護膜が薄いと人と付き合うたびにダメージを受けやすい
     保護膜=精神的境界

    ●精神的境界性が厚い→共感性低め、集中力高め
     精神的境界性が薄い→共感性高め、集中力低め

    ●誰もが(自身も)エナジーヴァンパイアになり得るし、被害に遭う
    →言葉や態度で人の心を乱す(脅迫や暴力の他、お世辞や誘惑など甘い手も)

    ●エナジーヴァンパイアの見分け方
    ・支配者的立場の人(親もそう)
    ・会っている時に不調を感じる、会った後で疲れる人
    ・なんとなく会いたくないが、断れない相手
    ・参加するとぐったりするグループ

    対処:断る、距離を置く、聞いているフリで意識を合わせないようにする
       「何かしてあげよう、自分がやらなくちゃ」と思い込まない

    ●敏感な人は、悪い環境にも染まりやすい
    →常に良い環境に身を置くようにする

    ■人間関係への対処法
    ①自分も含め、多様性を受け入れる
    ②ペルソナを使い分ける
    ③自分の課題と人の課題を混同しない
    ④自身の限界値、限界域を知っておく(どのくらいの刺激まで大丈夫か)
    ⑤右脳が活性化しており、左右の脳のバランスが通常とは違うのだと理解する
    ★瞑想で疲れた脳を落ち着かせる事が大切

  • 読んで良かったです。
    私の魂がすくわれました。(^^)
    長年、喘息治療中で、HSPです。
    親が90歳近くなっても、親子関係に苦しんでいます。
    この本は、他の繊細さんの本より良かったです。

  • HSPで同じように悩んでいる人がいるということ、
    物事に対して敏感であることを短所だと思わず付き合っていこうと思った

  • 文中にあったが、敏感さのおかげで、仕事や人、機会に恵まれた部分もあるし、逆にしんどかったことも多々あるかも。分かりやすい例や説明が多かったが、すべてこのカテゴリーで説明がつくわけではなく、そういうこともあるかもね、と読み終えた。後半の超自然現象のようなところが苦手だった。自分の感覚や意見よりも「他者の評価」に重きを置く社会だから、便利になってはいくけれど、「生きづらさ」は増していくかも。自分を抑制しすぎると自分自身を失う危険は大いにあると思った。

  • 自分が内気だなぁと思う人は一読してみると心が楽になると思う。HSPとも呼ばれる敏感すぎる人は4人に1人はいるという。自分のありようを受け入れ、これ以上悩み苦しまなくて良いようにする方法がこの本にある。悩んでおらずに、この本を手にとって、自分に合う方法はないか考えて欲しいと思う

    以下注目点
    ・相手を望ましい方向に導こうと口を挟むのではなく、一切の条件を付けず相手を信じ、相手を勇気づけるにとどめることがこそが、相手との良好な関係を維持できる。
    ・人の課題を背負うのは良くない。
    ・人があなたのことをよく思わなくても、それはあなたの課題ではない。

  •  非常に敏感な人々=HSP(Highly Sensitive Person)について書かれた一冊です。
     冒頭にチェックリストが記載されています。私は23項目中18個が当てはまりました。読み進めていくと共感できる内容が多く、自分が生きづらさを感じていた原因のひとつがHSPであると思わせていただけたのは大きな気付きになりそうです。
     超常体験やスピリチュアルな話は体験した覚えがない(ただ思い出せないだけで、実際は体験しているのでしょうか?)ので共感はできませんが、意識やイメージ、体内活動などの問題なのかなと考えることで、仰っていることの理解はできました。
    ――敏感さは生物の生存戦略であり、批判するべきではない。むしろ短所だと思っていたことが長所であり、それが自分を自分らしくしている――このような趣旨の話にとても助けられました。今まで「私はなんて弱い人間なんだろう」と自らを責めていましたが、そんなことをする必要はなく、自己の気質を受け入れて直感に従うほうが生きやすくなりそうです。
     過去にはもっと自由に生きようと考えたこともあったのですが、どうしても世間体やら周囲との関係やらに縛られてしまい、踏ん切りを付けられずにいました。こちらの本を読んで、自分と同じような方々がいることを知り、勇気を持って生活や考え方を変えていけそうです。自分の体や気持ちに従って、無理や我慢を少なくする生き方を目指します。

  • 今まで自分は単に神経過敏と思いそれが悩みのタネだったが、それは5人に1人の割合で存在するHSP という生物の特性だという。本の内容は大半が体感的にわかっていたことだけれど、この感覚に一般名詞の名前がついたお陰で、自分の中のモヤモヤがとても整理された。あれやこれやが気になったり辛かったりするのも、「これはHSPだからだな」と同じ箱に入れたらちょっと安心できるようになったし、無意識の思考も意識にのぼり、客観的に考えられるようになった。
    それに4コマ漫画があるあるで笑えたけれど(全てではないけど)、5人に4人かそれ以上の人にとってはあるあるじゃないんだ…と改めて自覚できてよかった。

  • 全然無関係の人であれ、いらついている人がいると消耗してしまうことがあり、試しに手に取ってみました。電話で相手を罵倒している人などの近くにいると、自分の動きも悪くなるような気がしたり。

    見えない気分に引きずられるなら、その逆も有効なんだなと思いました。光の繭が自分の周りを守ってくれているイメージなど、素敵だなぁと思いました。

  • 私自身も、幼少期家庭不和から、親の顔色を伺う生活だったので読んでみました。
    この方の理論は、今迄読んだ本に共通することが多いので、hspに限らず、現代で生きていくには自分を否定せず、健康な食事をして、合わない職場や、人間関係を断つということかなと思いました。
    渦中にいると気付かないものなので、hspという特性を位置付けるのは意味があるということでしょうか。
    自分を大切にする勇気を持ちましょう。

  • スピリチュアルな内容は私にはほぼ関係のない話でした。

    役立ったのは
    ・HSPは治らない、と知ったこと
    ・一人の時間が必要でよいのだとわかったこと
    ・自分はどうしたいのか。
     心と体の声をきいて、その通りに行動することが楽になれること
    ・監修者あとがきの
     「自分を批判してはいけません、自分をだめだと思ってはいけません、あなたの短所と思うことが実は長所で、それがあなたをあなたらしくしているのです。」
     という言葉に勇気づけられたことです。

  • 自分自身、敏感な方と思っていたけど、上には上がいるんだ…と思った。対処法のなかにスピリチュアルなものがあって、そういうの苦手な敏感な人はどうしたらいいんだろう…

  • 宇宙だとかスピリチュアルな話になると違和感がありましたが……ヴァンパイアみたいな人に会うと疲労が溜まるのはよく分かります。
    幼少期から、顔を見ただけでなにを考えてるのかもだいたい読めるのですが、わたしだけ変なのかな?と思っていました。5人に1人と聞くとなんだか安心します…。

  • 立ち読みした。
    こういう特性の人間が一定数いるのだということはわかった。
    ただ、医学に携わる人が推薦文を書いてる割には中身が非科学的。直感的には分かりやすいかもしれないが、嘘くさい記述も散見される。

  • ○「人の気分に左右され、人間関係でいつもクヨクヨしている」
    ○「繊細である」
    ○「ささいなことでドキッとしてしまう」
    ○「見られていると普段の実力が出せない」
    ○「人ごみや大きい音が苦手」
    ○「スピリチュアルなことが好き」
    これらに心あたりがある方はいませんか?このような人たちは、
    「Highly Sensitive Persons略してHSP(敏感すぎる人)」
    といわれています。
    研究者によると、5人に1人が敏感すぎて困っていて、生物の約2割には、
    生物の生存戦略として敏感な気質が備わっているそうです。
    本書は、あるストレスをきっかけに敏感すぎる性質に拍車がかかり
    、一時は引きこもり状態になった予備校講師の著者が、さまざまな研究論文を調べ敏感な
    自分と上手に付き合っていく方法をまとめたもの。

  • 世間には「敏感過ぎる人(HSP)」が5人に1人いるという学説があります。そのHSPの中でも、特に敏感過ぎる人向きの本です。なので「宇宙」などのスピリチュアルな言葉も出てくるため、少しひるんでしまったのですが、「幼いころに安心できない環境で育てられると、生まれ持ったHSPの気質に拍車がかかるシステム」という部分にハッとしました。そして、大人になってかかりやすい病気を見て、今度はクラッとしました。今、まさに私が苦しんでいる病名の羅列です。「人の選択は全てその人の自由」。自分の取り扱い説明書を見つけた気分です。

  • 新書みたいな概論本をイメージしていたけど、手記に解説を少し経っていますがプラスしたような感じ。まだ世の中にほとんど知られていないという段階では、これで充分に価値があるのかも

  • 繊細すぎる自分と付き合うための工夫が紹介されている一冊。

    自分が繊細「すぎる」かどうかはわからないけれど、共感できる部分はたくさんあり、対処法も有益そうでした。

    「人のエネルギーを吸い取る人がいる」というところに激しく同意。
    お会いするとその後疲労困憊状態になってしまう方が何人かいて、どうしてだろう??と思っていた謎がすっきり解けました。

    今年は自分の身を守ることも大切にしていきたいです。

  • 5人に1人と言われるHSP(非常に敏感な人々)が自分の軸を持てないで、弱ってしまっている。敏感過ぎるがために、人に入り込み過ぎてしまいエネルギー漏れを起こしてしまう、そんな心やさしい人にお薦めの本。ヴァンパイアに元気を吸い取られているHSPの皆様、距離をとりましょう。科学的には若干アヤシイ記述もありますが、内容はシンプルでフムフムと納得。

  • 個人的に、生活に役立つ方法・知恵が満載でした。
    LINEゲームで無理やり埋めていた時間を瞑想に充てようと思います。笑
    ちなみに、並行して読んでいた『修造ドリル』と通じる内容もあります。
    どちらもオススメです。

  • 読み進むうちに、自分自身がどんどん敏感が増してゆく気がした。でも、最後の方は、なるほどと読めた

  • 5人に1人がこの気質を持っているとなると、きちんと理解が必要だと思いました。

    自分が対象者でなくても共存している以上は柔軟な対応出来たらいいなと思い、読みました。

    楽になる思考法や対応が紹介されているので、役立つ1冊です。

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著者プロフィール

苑田 純子(そのだ・じゅんこ)

一九六三年生まれ。元予備校講師。
自らもHSPとして体調不良や心の乱れに悩まされた経験から、
「敏感すぎる気質」がなぜ生まれるのか、
またその対処の仕方について研究を行ない、
広島大学との共同研究、テレビ出演などを重ねてきた。
現在はHSPにとどまらず、「敏感さ」に悩む様々な人々が
自分らしい生き方を見つけていけるよう尽力している。

「2020年 『ちょっと「敏感な人」が気持ちよく生きる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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