世界は1つの生命からはじまった: サムシング・グレ-トからの贈り物

  • きこ書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877716141

作品紹介・あらすじ

遺伝子工学の権威/村上和雄氏と、絵本作家の巨匠/葉祥明氏初のコラボレーションによる書き下ろし絵本。地球や宇宙という大きな視点から、自分が存在している理由を見つめ直し、生命の大切さを問う。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本なので、30分もあれば余裕で読める。

    38億年前、1つの生命(=サムシング・グレート)が地球に生まれた。サムシング・グレートは「親の親の親」…の親、つまり「元の親」。創造主、神とか、人間を超越した存在と同義だろうか。

    そのサムシング・グレートを生み出したのは誰か?仮に1つの生命だとして、次の生命はどのように誕生させたのか?とか考え出すと、厄介な議論になる。

    ここはおおらかに、自分に生命を与えてくれたことに対して感謝すべき存在、とだけ認識しておけばよいのだろう。

    1個の受精卵が分裂を繰り返し、やがて60兆個の細胞から構成される人体になっていくのは、1つの生命が地球に生まれてからの歴史を、個体の体内において繰り返しているのかも知れない。

  • 細胞レベルの話から、宇宙レベルより広い"サムシング・グレート"が書かれている本。
    綺麗な絵本で、日本語・英語・エスペラント語で書かれていて、作者等が「命の大切さ」を世界中の人々に解りやすく伝えたい想いを感じます。

  • 綺麗なイラストと優しい語り口調で、温かい気持ちになれた。
    日本語・英語・エスペラント語で書かれているのが、素晴らしい。
    「サムシング・グレート」について、もっと認知されていいと思う。

  • 日本語、英語、エスペラント語(国際共通語)の3ヶ国語で出版された絵本。<br>
    (エスペラント語というのは、民族、言語、文化の違いを越え、世界中の人々が理解し合える唯一の言語。)
    <br>
    今からおよそ38億年前、一つの生命が、地球にうまれるところから物語りは始まる。
    染色体、細胞分裂と人間をつくるミクロの世界、著者の生物化学系の教授としての視点、遺伝子工学からの世界から大宇宙に歴史をもどしながら、生きとし生けるもののあり方を問う。<br>
    幸せのスイッチONの方法も子どもたちにわかりやすく書いてある。
    <br>
    絵本の本編のあとの対談の内容もとても興味深かった。<br>
    人間はたんぱく質と水などの物質からできているのだが、
    その物質だけでは語れない、人間の深い心や精神、魂のこと。<br>
    心には「意識する心」と、もっと深い「無意識の心」があって、人間を動かしているいるのは、無意識のほうかもしれないと。
    人間の心や意識、深い心を「無意識の心」、または「魂」と呼ぶなら、そういうものを覚醒すれば非常に奥が深くなるということだった。<br>
    「覚醒」はやさしく言えば「気づき」。
    「気づき」は何なのか?ということになるけど、深いところの自分自身、あるいは魂に気づくかどうかで、その人の生き方が変わるのだと。
    <br>
    ああ…なんだか、一生懸命生きなきゃ罰が当たるな。。と思いました。<br>
    生命が生まれる確立は、一億円の宝クジが100万回連続で当たるようなものなんだそうだ。<br>
    もうこれは奇跡としかいいようがない☆

  • 分類=生命・遺伝子・村上和雄。04年9月。

  • 【目的】

    【引用】

    【感じたこと】

    【学んだこと】
    幸せはいつもすぐそばにある。
    正しい生活習慣と明るい心で毎日を生きる

  • 村上先生の提唱される「サムシンググレート」というものとの出会いは船井幸雄さんの著書の中ででした。それ以来、村上さんに関心を持っていました。そして最近になって初めてその著書の1冊、つまり本書を手に取る機会がありました。
    きっかけは知人が10月に開催された船井オープンワールドに参加したお土産にサイン入り本を下さったこと。この本は大人向けの絵本といった感じですので、気軽に読むことができました。そして、読みすすめるにしたがって心が洗われて軽くなっていく、そんな感じを受けました。とても素敵な本です。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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