責めず、比べず、思い出さず―禅と大脳生理学に学ぶ知恵

著者 :
  • コスモトゥーワン
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877952181

感想・レビュー・書評

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  • 高田さんは脳科学者のお医者さんなのに、
    禅の研究を相当やっていて、実践している。
    ほとんど免許皆伝なんじゃないだろうか。
    日本の禅宗だけじゃなく、ヴィパッサナー瞑想なんかが
    出てきてびっくりした。
    解説が噛み砕いてあって、お坊さんの言葉より
    わかりやすいところもいい。
    「困ったことは起こらない」「すべては良くなる」
    「一寸の線香 一寸の仏」
    前向きな気持ちをキープできる。
    昨日は両足乗せるけっかふざにチャレンジして、
    足首が痛すぎたけど、1分1呼吸をやって、
    何年かぶりに熟睡できた。
    今日もやってみよう!

  • 困ったことは起こらない
    すべてはよくなる
    嫌な過去は思い出さない、考えない

    まさしくその通りだ!
    シンプル

  • 心療内科で思わず目にした1冊

    精神的に苦しい時に、体の中にスーと入っていく言葉
    少しずつ気持ちが救われていった

    心を楽にするためには何でもしましょう。そして日常いつでも、よけいなことは考えないで生きるようにしましょう。

  • 思想哲学を展開する本ではなく禅の実践本という感じ。
    無になるのは難しいので、数息観をするとか、呼吸するときにむ~というとか、実践に参考になりそうなことが具体的に書いてあった。

  • 配架:2階ブラウシング 188.8 / 2011

  • 苦しまない生き方はタイトルの通り。

    楽しく幸せに生きる究極の方法は
    不思善、不思悪 よいことも悪いことも考えない

    御釈迦様
    四聖諦(ししょうたい)
    1)苦諦(くたい)生きること=苦しいこと
    2)集諦(じったい)苦の原因は人間の執着にある
    3)滅諦(めったい)どのようにしてこの悩みや苦しみを滅することができるか~考えない、思い出さないこと
    4)道諦(どうたい)苦しみを減らすための日々の行い、努力の方法
    ~道諦には八正道(はっしょうどう)がある
    ①正見 正しい人生観をもつこと
    ②正思惟 正しく思考すること
    ③正語 嘘は言わない 人を貶めることを言わない、他人の嫌だということを言わない 他人の噂を広げない
    ④正業 正しい行動
    ⑤正命 正しい生活の手段をもつこと
    ⑥正精進 修業をなまけないこと 毎日少しずつ
    ⑦正念 何も思わぬこと
    ⑧正定 心が落ち着くこと

    心だと思っている者には実体がなく、この子オロにという意識がつきたところに、永遠に続く、清らかな心がある

    生まれたままの心を維持する~臨済宗の盤珪禅師(ばんけいぜんじ)の不生の仏心

    宇宙の三大原理
    1)諸行無常~今しかない、あるのは今ばかり
    2)諸法無我~人生は因縁によってされる 
    「法」とは物事のきまり
    3)涅槃静寂~私たちの心は罪もなく清らかなもの
    「涅槃」人間の本能から怒る迷いのない状態

    「私は言葉の力を信じています。」

    脳と言語
    左脳の前下に言語の発声を司る中枢がある
    前頭葉の後ろの一時運動野に運動を司る部分があり、ここを刺激すると身体の部分が動く
    さらに前方の前運動野には運動野意図、実行の指令を出すところがある
    この指令が運動野に伝わり、運動が起こる

    ミラー細胞 人の行為を見て(視覚野から前頭前野に)情報を伝達する細胞であり、左脳の前下の言語中枢とオーバラップしている=言語に関与しているとわかる
    読んで字を書くときにもここが反応する
    他人の話を聞いているときにも自分も同じように話しているつもりになるところで、言葉を覚えるのに非常に大事な場所

    1責めず比べず思い出さず
    2困ったことは怒らない
    3すべてはよくなる
    4嫌な過去は思い出さない、考えない
    5困難は悪魔の嫉妬~後で大きな幸運に恵まれる
    6念を継がない~何かを思っても発展させない
    7陰徳は耳鳴りのごとし~人の知らないところで功徳を
    8一寸の線香、一寸の仏

    呼吸をかえると癒され、苦しまないで生きられる
    自分の意志ではどうにもならない自立神経を呼吸でコントロールする
    呼吸はあなたの「気」で鍛える
    呼吸はできるだけ長くすることが大切

    四念処
    ①身念処(しんねんじょ)~この身体は不浄であるという見方
    ②受念処(じゅねんじょ)~感受(感覚)は苦であるという見方
    ③心念処(しんえんじょ)~心は無常であるという見方
    ④法念処(ほうねんじょ)~すべては無我であると観ずる見方

    考えることが煩悩になる
    座禅の目的は、考えないこと

  • 188.86 タ 登録番号9085
    教員リクエスト

  • ■2012.08 新聞

  • いいタイトル
    責めず比べず思い出さず
    そして、いい言葉を使うこと、いい呼吸、座禅、写経、読経がいいみたい。
    やろ。

    困ったことは起こらない
    すべてはよくなる
    嫌な過去は思い出さない、考えない困難は悪魔の嫉妬
    念を継がない
    陰徳は耳鳴りのごとし
    耳鳴りとは自分だけがわかり、人にはわからないという意味
    一寸の線香 一寸の仏

  • 禅の考えない、かこをふりかえらない、未来を考えない
    これは睡眠時の脳の作用と同じ状況を覚醒時に作り出すことだ。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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