武田百合子全作品(6) 遊覧日記(作品社)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878931307

作品紹介・あらすじ

浅草、上野、隅田川。さまざまなときが流れる場所を気ままに散索し、ひとや風景の奥にひそむものを豊かに描きだした期待のエッセイ集!

感想・レビュー・書評

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  • お出かけエッセイ
    着物姿で転ぶ人の描写なんかが面白い
    にんにく一かけらの形をした月
    とかの比喩も

    上野・浅草界隈の話が多い
    あと京都が2回

    あの頃は、戦時中から戦後にかけて
    飲み屋の女給になるまでの話

    目次
    浅草花屋敷
    浅草蚤の市
    浅草観音温泉
    青山
    代々木公園
    隅田川
    上野東照宮
    薮塚ヘビセンター
    上野不忍池
    富士山麓残暑
    京都
    世田谷忘年会
    京都
    あの頃

  • 不思議な目線で綴られる日常のお話し。戦後の日本の喧騒を暗くない視点で見ています。飄々とした佇まいと、小骨が喉に刺さったような謎の余韻がたまりません。内田百間好きなら好きな世界観。

  • 2010/04/19-20
    4/18 一箱古本市@小布施で600円。今回はこれのみ。

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著者プロフィール

武田百合子
一九二五(大正一四)年、神奈川県横浜市生まれ。旧制高女卒業。五一年、作家の武田泰淳と結婚。取材旅行の運転や口述筆記など、夫の仕事を助けた。七七年、夫の没後に発表した『富士日記』により、田村俊子賞を、七九年、『犬が星見た――ロシア旅行』で、読売文学賞を受賞。他の作品に、『ことばの食卓』『遊覧日記』『日日雑記』『あの頃――単行本未収録エッセイ集』がある。九三(平成五)年死去。

「2023年 『日日雑記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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