夜間飛行―Moon sherbet

  • 226人登録
  • 3.76評価
    • (38)
    • (22)
    • (60)
    • (1)
    • (2)
  • 17レビュー
著者 : 長野まゆみ
  • 作品社 (1991年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878931659

夜間飛行―Moon sherbetの感想・レビュー・書評

  • 繰り返し読むごとに、作中の食べもの飲みものがおいしい。
    目に浮かぶホテルの清潔な華美、めくるめく庭園の日差し。
    とても心地のよい長野作品。

  • 時計塔の鐘がことば遊びを始めると一夜限りの劇場が現れる。ドレスコードは繻子織の黒いワンピース。帽子と空っぽの鞄を忘れずに。Citron pressê がたっぷり注がれた洋盃を片手に席につく。ただし早めに飲みほすこと。
    蒲公英色の幕が上がれば一瞬たりとも目が離せない。視界はいつでもマーブル模様。煌めく言葉の粒を帽子と洋盃に受け止める。すぐに溢れてしまうから、鞄とポケットにもめいっぱい詰め込むわ。
    外に出たら夜天に放り投げて星にする。一掴みだけ残しておいてスカートの裾にぐるりと縫いとめる。鐘の音が告げる Bon rêve !
    そんな心地。
    《2014.02.15》

  • '95当時の読書メモより。
    ミシェルの「時計の針をすすめた五分間が大事」が好き。

  •  
    ◆◇◆outline◆◇◆
    月はもう沈み、夜空には満天の星が燦めき
    海には星の光が静かに映っていたのだけれど、突然ぼくたちの眼の前で
    海面がせり上がり、檸檬色の潜水艇が現れた。
    ぼくたちはそれに乗り込んだが、これはほんとうは何なんだろう。
    燦めく宙空に紡がれるスペース・ファンタジィの傑作。

  • 雷卵石を拾ったことで、
    夏至の日に不思議な遊覧旅行に参加することになった、
    プラチナとミシエルの二人旅。

    最後の暗喩に気づかないくらい、
    さらっと読んでしまったのが残念です。

    相変わらず出てくる食べ物とか、
    おいしそうで想像力でお腹いっぱいになります。

  • 頁を開くと凹凸のある文字が目を引く。文字を指でなぞり、少年たちの不思議な旅の世界にすいこまれる。言葉がきれいだった。

  • ミシエルのような子が友達にいたら、きっと楽しいんだろうなあ。挿画も合わせて、とてもふしぎできれいな世界。

  • この本は長野まゆみさんによると「デルヴォー博士と、コーネルおじさんと、トレスおにいさんの作品を、独断と偏見で活用した、それぞれの作品とは関係のない物語である」という小説です。ポール・デルヴォーの絵とジョセフ・コーネルの箱と、アーサー・トレスの作品の写真が挿絵になっていて、物語が作品にちょっと関係している感じで楽しいです。

  • 寝る前に読みたい本。
    ハードカバー版は大好きな芸術家、ジョセフ・コーネルの写真やポール・デルヴォーの絵画、アーサー・トレスのコラージュ作品が挿絵に使われていて、文字の印刷具合から何から、全てが好みな一冊。

  • 中学生の頃にハマッた長野まゆみ。独特のレトリックやガジェットがとても魅力的だった。段々とあからさまになっていった作者の性的嗜好が鼻について、読むのをやめてしまったが、この作品は未だに私にとってのマスターピースの一つである。

  • ぜひ、ハードカバーの夜間飛行を探してください。

  • 曹達水が飲みたくて飲みたくて

  • 長野さん好きー。

  • 長野童話でも特に好きな作品のひとつ。夏の夜、鞄の中の秘密、どきどきする小道具が満載。「少年」といういきものを実にうまく動かしている。味付けに挿入されている美術作品も、この上なくルナティックなセレクトだ。

  • この本で箱物に開眼(というほどでもないが)確か長野まゆみ作品では最後の活版印刷でしたっけ?字に味わいがあります。

  • 私はこの作品でジョセフ・コーネルを知りました。本文の印刷も素敵でお気に入り。

全17件中 1 - 17件を表示

夜間飛行―Moon sherbetに関連する談話室の質問

夜間飛行―Moon sherbetを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

夜間飛行―Moon sherbetを本棚に「積読」で登録しているひと

夜間飛行―Moon sherbetのKindle版

ツイートする