シチュアシオン: ポップの政治学

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878932465

作品紹介・あらすじ

ポップから状況への返礼。ポップ/ロックと政治文化の関係を解読するカルチュラル・スタディーズの試み。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は椹木野衣『シミュレーショニズム』に対するアンサー。そしてUSパンクが現代アートと地続きであるのに対して、UKパンクがその首謀者である生まれながらのスキゾニスト、マルコム・マクラーレンの思想が核であることを論じていく。5月革命時にドゥボールを中心として生まれた運動、シチュアシオニストの方法論はスペクタクルな状況を逆手に取った価値紊乱的告発であり、それはライドンの知性と結び付くことで爆発的波及を生み出した。その後もU2やマニックスがこのポップと政治の共犯関係性を継承発展させたのは周知の通り。知性よ踊れ。

  • SI研究にと、夏に購入
    カルチュラルな方面に傾いているがシチャシオニスト達のエピソードには何処で調べるんだろと目をみはる
    空間政治学の上野
    SIはただかっこいいアート運動でしかないのか

  • どこか釈然としない

  • ヘブディジとかマルコム・マクラーレンとか。

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著者プロフィール

1962年生まれ。批評家、和光大学教授。専攻は、社会思想史、文化研究、メディア論。主な著書に、『増補版 アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社、2017年)、『四つのエコロジー:フェリックス・ガタリの思考』(河出書房新社、2016)、『荒野のおおかみ:押井守論』(青弓社、2016年)、『思想の不良たち:1950年代 もう一つの精神史』(岩波書店、2013)、『思想家の自伝を読む』(平凡社新書、2010年)など。

「2024年 『[決定版]四つのエコロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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