女生徒

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  • 作品社 (2000年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878933639

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女生徒の感想・レビュー・書評

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  • ―――いま、という瞬間は、面白い。
    いま、いま、いま、と指でおさえているうちにも、いま、は遠くへ飛び去って、あたらしい「いま」が来ている。―――


    ひとめ惚れ。

    エレカシ宮本さんのお言葉を借りると
    「これは感じのいい本だ。」

    『女生徒』の短編自体はじめて読みました。
    ある女生徒の朝から晩までの生活と、それに寄り添う思考回路をただただ追いかけた話。
    言葉づかいがとても可愛い。
    感熱紙に印刷したワープロ文字のような書体も可愛い。
    白っぽくクリーム色のような写真もぜんぶキレイ。
    何度もひらきたくなる一冊。

  • 太宰治の「女生徒」が見開きで2ページ、
    その次に佐内正史による写真が2ページ…∞。

    ゆっくりペースで物語りに入り込み、
    写真の世界に入り込み、
    現実世界から切り離されたような錯覚に陥る。

    時折グチっぽく、理屈っぽくもある少女の記述。
    落ち込んだときに読むと共鳴して後ろ向きにストレス発散したくなるけど、
    最後まで読んでみて。
    そしてこの少女と同じく、スイッチを切り替えて前向いていこう。


    太宰治の世界観は勿論、
    写真による相乗効果が素敵すぎます。

  • シブヤパブリッシングブックセラーズにて、佐内さんの写真に惹かれて購入

  • 太宰は乙女だったのか。
    少女の気分に浸りたくなったら、これひとつ読めば十二分に満たされて、なにぶん飽きて、待ち受けてる大人の人生を進もうかと思える。食傷気味になるほどだから、上質な文章なのだろう。

  • 今の自分がこの本に出会えてよかったなあと思った。
    共感できるところが幾つかあって、あぁ同じ事考えてるな、といったん本を閉じて深く考え込みたくなる。
    洗濯しながら月に向かって微笑んだ所なんかそうだった。どこかで、全く同じ事をしている人がいて同じ事を思って、どこか惨めに暮らしているんじゃないかとか考えたりする。
    こんな変な事を考えるのは自分だけだと思ってた。みんな同じか…引け目を感じていて、それでもやっぱりすっきり美しく生きたいと思ってるんだ。

    誰よりも美しく清く生きよう。

    ****

    「こんなくだらないことに平然となれる様に、早く強く、清く、なりたかった。」
    「なぜ私たちは自分だけに満足し、自分だけを一生愛して行けないのだろう。」
    「うんと重い病気になって、汗を滝のように流して細く痩せたら、私も、すっきり清浄になれるかもしれない。」

  • 太宰&写真佐内さん。写真集ちゃうけどー。

  • 大好きだった先生が退任なさったときにいただいた本です。
    太宰治が女の子のフリをして書いたのですが、青春時代の女の子のまぶしくてちょっと切ない感じにとても共感しました。

    この本には、現代の日本の風景、現代の日本の女の子の写真が挿入されていて、より文章の世界観にはいりやすくなっているんじゃないかなと思います。

    何か作るときにインスピレーションをくれる大切な本です。

  • 葛西薫さんのアートディレクションで太宰治の女生徒を左内正史の写真とコラボレーションさせています。太宰の時代の女生徒であっても現代の女生徒にあてはめても違和感ないのが太宰のすごいところかもしれない。

  • め、女々しい……。 でも気持ちは分からないでもないから、自分もなかなかに女々しい野郎なんだろう。

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