無限の網――草間彌生自伝

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著者 : 草間彌生
  • 作品社 (2003年3月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878934650

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無限の網――草間彌生自伝の感想・レビュー・書評

  • 素晴らしい人だ。彼女をもっと知りたい。

    ジョージア・オキーフ
    ジョゼフ・コーネル

  • 草間彌生の自伝を読んだ。芸術は彼女にとっての生きることであって、誰かから期待されてでて来たものなんて全くない。強烈なまでに自分を表現しているだけ。自分のうちなるものを表現したら、たまたまそれが水玉でありかぼちゃであっただけ。なんて本当意味不明。でも惹かれる。
    何よりも彼女にとっての作品は、地震への恐怖に打ち勝つためのものであること、恐怖に真っ向から向き合うことで恐怖を克服するっていう方法なんだね。たまたまそれが芸術という方法だったのだろうなと思う。

  • 最近雑誌にも取り上げられていたし、
    もっと詳しく草間さんの事が知りたくて自伝を読んでみた。

    彼女の芸術、インパクトがあって凄く好きです。
    でもやっぱり私は無能な日本人なのでしょう。
    NY時代の、ハプニングは受け入れられないです。
    戦争はもちろん嫌な事。二度とあって欲しく無い事。
    だけど、それとこれどっちがいいなんて、両方嫌だ。

    でも彼女の行動力、単身アメリカに渡って成功した功績。
    本当に偉才な人というのはこういう人の事を言うのかなって。

    彼女の作品を沢山見てみたい。

  • 草間彌生は芸術で身を削ってるんだと思ってた。でも,もちろんその面もあるんだろうけど,作り出すことで安定しているっていう面がそれ以上に大きい人なんだろうって思った。

    芸術療法なんて言葉で表すと申し訳ない気がするけど,やっぱりものを作り出すことはこころの作用と切り離せないんだと思う。

    にしても,プロってやっぱりすごい。

  •  2012年のベスト10に入るんじゃないだろうかってくらいよかった。。

     「ああ、あの水玉の変わったおばちゃんね」と、アートに全く関心のない母でさえ、草間彌生を知っている。直島に浮かぶかぼちゃの前で写真を撮る人々は、その水玉の表現の由縁は思いもよらないのだろうなと思う。

     大学卒業後、アメリカで前衛的な現代アーティストとして創作。
     ヒッピーの女王と呼ばれ、クサマ・ハプニングというパフォーマンスを展開。それは男女が公の場で集団で裸になって、ボディペインティングして、セックスを公共の場で行ったり・・するもの。日本では、その思想を理解されることなく、出来事だけを見て、国の恥と言われていた。

     怖くて怖くて仕方がない。
     だからセックスを扱う。
     幼いころから水玉に自分が飲み込まれる幻覚を観たり、人と触れるということが怖かったりと、草間彌生が表現してきたものは、恐怖となるもの。
     恐怖を乗り越えるために、徹底的に直視して、表現する。
     圧倒的な苦しさから生まれる表現、生きるために表現する。
     
     草間彌生、大好きになったー。

     それにしても、トリエンナーレの水玉のトヨタ車とかどう思っているんだろ。。
     今、83歳。
     今が一番楽しい、表現したいものはとめどなく出てくるからちっとも困らないらしい。
     命の灯が消えるまで、表現し続けてほしいと思う。
     
     すごい、83歳だ。。

     

  •  草間彌生自伝。まぁ凄まじい人生だこと。

  • 圧倒的な何か、エネルギーの放出というか…でもひとことで語ってしまうには陳腐すぎる。肯定も否定もしない。それが最大級の彼女への讃辞だと思う。都会に生まれた私は、彼女とは対照的なのかもしれないが(松本とニューヨーク)、故郷に絶望しながら、故郷を希求する自分の存在を認めることができると…いいのかも。それが一番難しくて、でも、それが生きることなのかもしれない。その苦しい狭間が深い自己探求と自己解放、誰が何と言おうと私は私、ということなのかもしれない。

  • ジョゼフコーネルがこんな風に書かれるとは!ショックというかむしろ納得。にやり。全体的に主観がすぎてそこがむしろ良い。文章もとてもわかりやすく、草間作品の見方が少し変わる気すらする。

  • これから、六本木アートナイトに行くので、気分を盛り上げるために読んでみた。
    私が初めて草間弥生の作品を見たのは、たぶん2000年くらいだったと思うが、その時の感想が「怖い」だった。アートを見て、身体的な影響がでるという経験は後にも先にもあれだけ。
    そして本を読んでわかったのは、その感想はあながち間違いではないということ。
    いまや水玉のカボチャは人気で、直島の撮影スポットになっている(みんなピースして写真を撮っている)が、その背景にすごい人生経験と壮絶な開拓者精神があるというのは、本を読んでみないとわからない。(そういう私も写真とったけどね)

  • 草間彌生と60~70年代NYのエネルギーが伝わってきた。

  • 水玉模様は進化の様子。彩色すれば綺麗な地獄となる。鮮血のようで美しい。

  • 1293.02.7/30.3刷、並、カバスレ、帯付
    2011.9/10.伊勢BF

  • 圧倒される表現の根底にあるものがシンプルなものであること、
    だけども怖いくらいに使命感に満ちている。
    芸術って?表現って?なんかわからんけどすごいな。。だった読む以前にくらべ、非常にわかりやすく入ってくる。

  • 再読。出生から少女時代、アメリカ時代、そして日本に帰国した現在に於ける草間彌生の半生。原光景を体験し、思春期の救いようのない暗黒と心の傷痕よりおびき寄せられた、精神と神経の病巣からくるものこそが、作品を作り続ける源泉であり、恐怖を克服していく自己治療としての「サイコソマティック・アート」。草間彌生にとっての水玉は、ミリオンの粒子である生命、水玉の天文学的な集積が繋ぐ白い虚無の網によって、自らも他者も、宇宙の全てを消去するというマニフェストの意味を持つ。求道者の様な、自分に厳しい人という印象を受けた。

  • めぐちゃんへ

    先週草間弥生の作品を見に行きましたが「わからない‥けどなんかすごい!」って感じだったので、ぜひこの本で草間がどんな人なのか教えてください?
    図書館になくて現品買うような事態になったら言ってください〜近々買う本だったので払います!
    よろしく〜!まつ

    ♪感想♪
    私、クサマとはお友達になれない。
    だってこの本半分以上が自慢と自己顕示。自画自賛に辟易でした。まあ、実際すごい人だし、何かを成し遂げた人の自伝はこうなるのでしょうが。

    クサマは繰り返し、渡米するまで感じていた閉塞的な家と故郷への嫌悪感を言っていて、それが創作の源だと述べています。
    多分、周囲に対する嫌悪感に押し潰されないために芸術があったんじゃないかな。クサマの両親は仲良くなかったみたいだし、田舎は息がつまるし、そういう気持ち、分かるような気もする。
    でも普通の人は芸術を武器に必死で戦わなくてもなんとか世の中と折り合いをつけていく訳で…自分の中から必死に何かを吐き出し続けなければ世の中にいられない、芸術家とは大変だな、と思いました。

    途中までは、クサマは社会とか世界が嫌いで、でもなんとかそこで生きるために芸術を続けてるんだと…(字数オーバー!?コメント欄に移ります)

  • テレビで直島の特集をやっていて、カボチャのオブジェを見て、見たことあるな、誰の作品なんだろうと思って調べたところ、草間彌生氏の作品だと知る。写真を見て、ピンクのオカッパヘアで、80歳を超えてる女性芸術家だと知り、興味を持ち知りたいと思いこの本を読みはじめた。


    既成の観念

  • 彼女の中の恐怖や不安という負の感情から生まれてくる物が、こんなに素晴らしい作品を産み出してたんだ!!

    この人が生きているこの時代に生まれて来た事が本当に嬉しい事だと思った。

    同じ時代に彼女の作品を見て感じる事が出来るのは本当に幸せな事だ

  • アーティストになりたい人、草間さんに関心ある人必読。すごく面白い。

  • 草間彌生と言う人を、名前とドットでしか認識していなかった。
    そんなときたまたま本屋さんで見つけて衝動買いしてしまった本。

    畜生、なんでもうちょっと早く調べなかったかなあ、と思う。

    宇宙や世界に溶けてしまいたい気持ちや雰囲気は中学とか高校の時、自分も毎日のように感じていた気がする。
    だから草間さんの作品を見てるとなんだか懐かしくなっちゃうね。
    今でも時々「ああ、拡散してえなあ」とか頭に浮かぶしなあ。

    生きてきた中での気持ち、強迫観念、ハダカ・ハプニング、なんでもあり。
    自分の平凡な人生じゃ味わえないねえ。

    大阪国際美術館にいま、作品が置いてあるってさ。
    行かなくては!しゅつどーーーーーーーーーーーーーーーーう

  • 図書館で、ふと見かけて何気なく読んでみた。
    彼女の精神性、またそこから生まれる言葉や作品の軌跡が本書の軸ではあるのだけれど、、、、
    とにかくドナルドジャッドや、ウォーホールやらとNYで同時代を過ごした日本人アーティストが、いまだに現役の一線にいるという事実に改めて驚きを感じたのが率直な感想。

  • スキャンダルの女王か。
    否。体が震えるほどの表現の源泉。老いてなお生まれ出る。

    「精神と神経の病巣からくるもの−−−
     それこそが私が芸術を作りつづける根本的な原因なのである」

  • 草間弥生の半生が時代とともに分かる本。
    この頃のニューヨーク、見ていない時代の事が映像を見るように
    伝わってくる。
    そして、何故水玉なのか。。。
    も分かって、より好きになる。

  • 教祖の人生は波乱万丈。
    いや、スゴイっす。

  • すごい!!
    この一言に尽きます。

    彼女の揺ぎ無い自信。
    作品に賭ける熱い思いが伝わってきました。

    複雑な家庭環境で強迫神経症に侵され、困難を背負っていても、必死に前向きに生きている姿に感動。
    なんだか、力をもらいました。

    文章の描き方も素敵です。

    もっともっと彼女の作品を見たい!と思いました。

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無限の網――草間彌生自伝の作品紹介

強迫神経症に苛まれながら、50年代後半に単身アメリカに渡り、ダリやウォホール等との交流の下にハプニングの女王として一世を風靡。今も前衛として世界に発信する比類なき才能の軌跡。

無限の網――草間彌生自伝の文庫

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