オトモダチ (青い鳥少年文庫 vol. 3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784878937996

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり初期長野まゆみ作品の語彙のパワーは凄いな…こいつぁ劇薬ですよ…。

  • 夏じまいの季節孔雀ホテルの庭で放し鳥にリンドウカケスを買った。
    抜け落ちた羽はぼくの衿に挿してある。
    アリオトの相棒の羽。
    ぼくの名前はルリ。
    たんなる呼び名でほんとうの名前を忘れてしまった。
    湖畔の貸ボートに一緒に乗ったルリとアリオト。
    サーカス団員としての芸名。
    アリオトの父は北極星サーカス団、団長。
    団長ポラリスはルリの父さんを知っていた。仲間内ではピカピカと呼ぶ。
    鵠や雁は魂をはこぶ。
    ぼくのカゴにリンドウカケスはいなかった。
    孔雀ホテルは翌日には冬季休業の札。敷地の中には青い鳥の羽が一枚。

    アリオトは鳥の姿を相棒と呼ぶ?
    団長はルリの呼び名は知らなかったけれどその父さんを知ってるのなら、ルリの顔は知っていた。
    ルリの衿の菫色の羽はアリオトの相棒のいっとうのお宝、だから、、野暮なことは言わなくてどうなったんだろ。

    表紙の写真の枚数が巻数なことにようやく。

  • このシリーズ初めて。
    どうやら1.2巻飛ばしてしまったようです。

    このサーカス団のオトモダチが、いかにも魅力的。

  • 長野まゆみBL前のステキな作品。写真は見様によってはちょっと怖いけど、文章はすてきです。

  • 一晩だけのサーカスにうきどきする少年たちの感じ。

  • 再…読。初秋、ホテルでの鳥を放つお祭りと一晩限りのサーカス。想像力をフル回転しながら、お話世界へ入り込むと、美しい光景が広がってとてもわくわくします。少しずつ少年の謎も明らかになってくる?青い鳥通信のこの回だけ失くしてしまって軽く涙目(><)

  • 内容(「MARC」データベースより)
    夏には避暑地としてにぎわう土地に冬の訪れがきこえてくるころ、
    「孔雀ホテル」の庭に回転木馬の巡回がやってくる。
    その順番を待っていたぼくの前に、見知らぬ少年が現れた…。
    著者撮り下ろしフォト・ストーリー第3弾。

    *☆*――*☆*――*☆*

  • 美しいものを集めた独特の世界観。思春期にハマった作品。

  • 物語も好きだけど、長野ワールドが凝縮された写真と言葉のこのシリーズも大好き。
    キラキラメルヘンプラス劇毒イコール長野ワールド。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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