宝石王子と五つの謎 おしゃべりシェパードと内緒の話 (SKYHIGH文庫)

  • 三交社
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879191915

作品紹介・あらすじ

白藤鈴蘭は他人に頼らず生きてきた冷めた女子高生。マダム風にしゃべるシェパード犬と知り合ったことから、街一番の豪邸・三日月家に朗読兼犬の散歩係として雇われる。こっそりマダムと呼んでいるシェパードは実は当主である紫檀の母親が生まれ変わった姿だった。10年間屋敷の外に出ていない紫檀の友人になってほしいとマダムに頼まれるが、話すきっかけすら掴めず悩む鈴蘭。だがある日、学校で英語教師が不機嫌だった理由が謎だと話すと、紫檀は「謎」という言葉に興味を示してくれて…。

感想・レビュー・書評

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  • マダムの存在が面白いし、少しずつ変化して成長していく主人公も良かったです。
    謎は些細な物ですが、キャラが皆良い子で魅力的。
    ただキャラ同士の関係性が大きく動かないため、せっかくのキャラが勿体ない感じ。

  • 非常に冷めた性格の主人公が知り合ったのは
    自分だけに聞こえる声で喋る犬?!

    その実態(?)は、金持ちの元母親。
    犬に生まれ変わったのか、魂が憑いたのかが謎ですが
    外と内のギャップが、想像すると面白いですw
    面白くない…というか、想像通りなのは
    仕えている執事。
    そして犬の息子は、主人公よりも覚めた人間。
    ここまで完璧ならば、これでも生きていけそうですが。

    題名通り、五つの謎。
    教師の不機嫌の理由は、学園の花壇の花を抜いたのは
    映研部と演劇部の対立、真っ赤な封筒の手紙。
    そして、全てを通して…の謎。

    1人で立とうとしている主人公は、雇い主と知り合い
    クラスメイトと会話をして人とかかわりあって…。
    犬の中の人によって、の恩寵(?)はすごいです。
    そして最後の謎も凄いですが、さらに凄いのは
    そういう落ちだと思いましたとも、な最後。
    そんな感じが一切なかったのに、もしもそうなら
    今までのは一体…になっていたかと。

  • ブクログ様から献本でいただきました!ありがとうございます。
    宝石王子とありますが、宝石について語りません。宝石商シリーズも読んでいますが、こちらはファンタジーミステリー?
    宝石のような美男子が好きな方にはオススメします。王子が段々、主人公との距離が近くなっていくといった段階が好きな人には堪らないのではないでしょうか。ミステリーも日常の謎的な事が多く、すらすら読めました。
    おそらく続編も出ると思いますが、次も楽しみです。

  • ”宝石王子”と言っても、L文庫の宝石商のように宝石について語ったりしない。(前置き)
    お話として近いのは桜庭先生の『GOSICK ―ゴシック―』。
    御屋敷に引き籠りの美青年と、人付き合い初心者な女子高生のお話。
    是非とも続編希望!
    紫檀様のアレは、仲睦まじい御両親を、うっすらと見ていたからなんでしょかねぇ。

  • つい最近の新しいレーベルだし、初耳の作家さんだし(失礼)、実はそれほど期待していなかったのだけれど、これは結構好み!ヒットです。主人公がシェパードと会話できる(なぜ話せるシェパードかも訳アリ)とか、キャラ立ちも話運びも無理なく受け入れられた。この続きも絶対に書いて欲しい。(あ、宝石を扱う話ではありませんから^^;タイトル紛らわしい)

  • サクサク読める青春謎解きノベル

    登場人物がそれぞれ違った可愛らしい魅力を持っているので、優しい気持ちになれました。

    リラックスできるので、寝る前に読んでいました。

  • あなたに謎を提供します。学園ライトミステリー!

    白藤鈴蘭は他人に頼らず生きてきた冷めた女子高生。マ
    ダム風にしゃべるシェパード犬と知り合ったことから、
    街一番の豪邸・三日月家に朗読兼犬の散歩係として雇わ
    れる。その口調からこっそりマダムと呼んでいるシェパ
    ードは、実は当主である紫檀の母親が生まれ変わった姿
    だった。
    10年間屋敷の外に出ていない紫檀の友人になってほしい
    とマダムに頼まれるが、話すきっかけすら掴めず悩む鈴
    蘭。だがある日、学校でいつも優しい英語教師が不機嫌
    だった理由が謎だと鈴蘭が話すと、紫檀は「謎」という
    言葉に興味を示してくれて……。

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著者プロフィール

著作に『初めましてこんにちは、離婚してください』(スターツ出版文庫)や、『宝石王子と五つの謎 おしゃべりシェパードと内緒の話』(スカイハイ文庫)、『博多あやかし食堂よろず』(KADOKAWA)をはじめ、作品多数。描き出す作品は、生き生きと魅力あふれるキャラクターたちの掛け合いが読者を惹きつけてやまない。

「2019年 『織ノ王国物語 ~七番目の王子と忠誠の剣士~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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