月下蜜戯 国王の寵愛は舞姫の下に (メディアソフトグレース文庫)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 13
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879193056

作品紹介・あらすじ

『天祭』の舞姫の一人に選ばれ、謎めいた男性、冴絃に舞を教わることになった藍花。優しい冴絃に藍花は恋情を寄せるようになるが、彼は一線を引き拒絶する。ある日、藍花が男に襲われているのを救った冴絃はこれまでと違い激情的で…。「お前の願いは私が叶える。それでいいのだろう?」愛した人に体を刻み付けるように情しく抱かれ、歓喜と哀しみに彩られた一夜。約束通り冴絃の導きである人物に会えることになった藍花は-!?

感想・レビュー・書評

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  • 言うことがないほど、面白かったです。
    話も細部までよく作り込まれていて、楽しめました。
    キャラの設定や性格も好感が持てましたし、最後の
    「月下蝶舞」が実は前王朝張氏の末裔しか踊っても効果が発揮されない―、という種明かしについても、よく考えられているなと思いました。
    ただ、最後の最後でいきなり明かされたオチだったので、あまりにも意外性が強すぎるというか、取って付け足したような感がいささかありましたが。。。
    過激な部分が若干多めのようにも思えたけど、全体を通して正統派の中華ファンタジーの印象です。

  • ジュリエット文庫の「神泉の巫女姫」「天佑の綺羅姫」と同じ世界というのを読み終わって、あとがきで知りました。そういえば琉威も李安も出てきていましたし、今思うと忠篤が琉威に「好きな子といちゃいちゃするのが仕事っていいな」みたいなことを言っていたのも納得です。(読んでるときはなんで?って思いましたけど)

    藍花が国王に会いたいと言ったことを勘違いしての初Hですが、お互いに惹かれているのに、藍花は忠篤に愛せないと言われて、でも今だけは・・・と思っていたり、忠篤は忠篤で藍花が国王に会うために自分に抱かれていると思っていたりとすれ違っているなかでのHは、ちょっと切ないものがありました。

    イラストもすがはらりゅうさんで、藍花がかわいいです。

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