囚われの姫と黒の覇王 (ガブリエラ文庫)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 27
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879193087

作品紹介・あらすじ

「思い知らせてやろう。蹂躙され踏み躙られることの辛さを」塔で暮らすルーシアはある夜、忍んできた男に未知の快楽と苦痛を与えられる。だが彼女はその行為の意味を知らなかった。再度塔を訪れたアヴァンは何も知らないルーシアに様々なものを与え教えてくれるようになる。アヴァンにまた触れてほしいと願うルーシア。彼女を大切に思うからこそそれを拒むアヴァンだが、二人きりの濃密な時間の中、想いは高まってゆき-!?

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、火崎勇さんの作品にはハズレがないです。しかもイラストは池上紗京さんで、アヴァンはかっこいいし、ルーシアもきれいで、買ってよかったーって思いました。

    双子が忌み嫌われた国の王女として生まれ、母である王妃と共に、生まれたときから塔に囚われていたルーシア。なんでここまで?って思うくらい、父王の仕打ちはひどすぎます。

    心を病んだ王妃が塔から出された後は、たった一人で塔に暮らし、知識は本から得られるものだけという中、妹であるエレシアと勘違いして、アヴァンが塔に忍び込んできたところから、ルーシアの人生が変わってきます。

    エレシアと間違って純潔を散らしてしまったと、アヴァンは反省し、塔に囚われている状況など、ルーシアの話を聞いて、最初はたぶん同情だったんでしょう。でも慎ましいルーシアにだんだん惹かれていくアヴァンと、アヴァンに惹かれるルーシア。胸がキュンキュンしました。

    ほんと、幸せになって欲しいって思う二人でした。
    満足です。

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