還らずの夏 (Charles Comics)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 144
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879194916

感想・レビュー・書評

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  • 切ないっ(т т)

  • 表題作の「還らずの夏」。そばかす顔の陽と幼馴染で付き合っていた奈津。奈津は陽と巻き込まれた事故で他界しているが、陽には奈津の霊体が見えている。陽の後追って田舎の大学にまで進学して来た敷島は奈津と付き合っている間も陽の事が好きだった…死んでしまった相手とは張り合えない葛藤まで描き切るにはページ数が少なすぎる、と作者も思っているだろうなぁ。表題作ほかは「心中BL」やオメガバースアンソロに描かれていた短編。

  • 4つの作品が入った短編集。オメバものも入ってますがこれが一番甘い作品で、それ以外は切なかったり仄暗い感じだったり素直にハピエンといえない作品ばかりでしたね。もう、表題は泣いたよ! 陽の想いも奈津の想いも切なくて、思い出しても泣ける… どれも印象深い作品ばかりで面白かったです。

  • BLアンソロジーの作品をまとめた短編集。暗めのものが多く静かに胸を抉りますがよい作品でした。「いちばんしあわせ」も悲しいんだけど、表題作はもっと悲しくて切なくて。オメガバースはアンソロで読んでよかったなと思ってたお話。


    「還らずの夏」奈津×陽 死別もの
    「不機嫌なつぼみ/咲き初めの焦燥」αの貢川×Ωの環 オメガバース
    「いちばんしあわせ」使用人の伊智×御曹司の結 心中もの
    「All things I know.」高校生の真×養父の明 義理の親子

  • 『あの夏に還りたい――』

    表題作が悲しすぎる……。カバー裏に泣かされた。
    表紙では(若干、奈津が切なそうではあるものの)楽しそうに花火してるふたり。でもカバーを外すと……?
    奈津は陽を思って「秀明と付き合っちゃえば?」と言ってるし、秀明も陽をこころから大切に思ってるけど、陽は奈津が好きなんだよなぁ。
    たったそれだけのことなのに、悲しくってしかたないのに、何度も何度も表題作だけ繰り返し読んでしまう。甘い話が好きなのに唯一の甘い話であるオメガバースよりも食いついて読んでしまう。黄金律かと思うくらい完璧な悲恋でした。
    カバー裏を見ると、陽は一生ひとりで生きていくんだなーと思えて余計に泣けてくるという寸法です。

  • 悲恋の表題、オメガバースの『不機嫌なつぼみ/咲き初めの焦燥』、心中の『いちばんしあわせ』、息子×養父の『All things I know.』の5編収録で、オメガバース以外は切なかったり、病んでたり暗めの話が多い印象。表題が切なすぎる…(´;ω;`)奈津の泣き顔に泣いた。カバー下の演出がまた切ない…。

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