夜叉と羅刹 (ラルーナ文庫)

著者 :
  • 三交社
3.33
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879198938

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読後はなんて言うんだろう…
    なんかこう全力疾走したあとのような、緊張感から解放されたかのような、そんな溜息が出ました。
    なんかすごいものを読んでしまったって感じ。

    おそらく評価が分かれる作品だと思います。

    受は育った歪な環境により、自傷・他傷することに倒錯的な喜びを感じ、心を満たしています。

    なので流血描写が多くあり、
    一言で言うなら『狂気』です。

    愛も幸せも分からない受は、ひたすら飢え乾き、
    与えられてもなお、貪欲に攻を求めます。

    これ、行き着くのは破滅なのでは?
    と怖くなりながら読み進めました(((゚Д゚;)))

    そして行き着いた先は……。



    ゾワゾワが止まりませんでした。

    ただ、確かに狂気なんですけど、衝動を止めたいけど止められない受の痛々しい気持ちも同時に書かれているので、なんかこう見守る攻も辛いな、と。

    本編その後の話が良かったです。

    本作は『虎と竜』のスピンオフ…になるのかな?
    本作を先に読んでしまいましたが、あとがきを読むと『虎と竜』でこの受が生み出されたようなので、ならば『虎と竜』も読んでみようかな…。

  • 自傷行為も突き詰めるとこうなるのか…

    スプラッタ諸々苦手要素満載でした。

    攻めのtnkはデカくてなんぼのBLで、まさかの…まさかの…。しかも行為中にとか、クスリで飛んじゃってるとしか思えません。それで受けは満足なの!?攻めがそれで死んだらどうすんだよ…解せん…

  • 受がめちゃくちゃヤンデレを通り越してサイコパスですwwwそれを受け止めちゃう攻の懐の深さが宇宙一だと思った。

全4件中 1 - 4件を表示

四ノ宮慶の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×