買われた男 (ラルーナ文庫)

著者 :
  • 三交社
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本棚登録 : 39
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879199898

感想・レビュー・書評

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  • けっこう面白かった、

  • 積本崩し。先輩に裏切られヤクザが主催のオークションにかけられた・孝佑、彼を買ったのは書道家の息子・宗司… もっと仄暗い痛々しいものを想像していたけど、買われた孝佑が単純というかとても前向きな性格で、飄々と自分の立場を受け入れてしまう子だったので悲壮感はなかったです。そんな孝佑だから、父親に雁字搦めに縛られた宗司を解く事が出来たんだろうなとも思った。サクサク読めて面白かったです。

  • 結末が意外とあっさり。

  • 売られて買われて辱めを受けて…というのが苦手な人でも大丈夫なお話。エピソードがあっさりすぎて、受も攻もどちらに重心を置いて読んでいいのか困った。受が売られる理由もほとんどないに等しいし、攻が義父に精神的に縛られている描写もそれほどなくカタルシスに欠ける。おまけに唯一ひどいやつであると言える溝口も、後半は二人にとって都合のいいポジションキャラになっていて、結局、金持ちの坊ちゃんが受を好きになって、初めて親から独立する物語のように感じた。ひどい話を期待してたわけじゃないけど、ぬるかった。

  • 2017/04/26
    先輩に騙されてオークションに…
    なんか想像していたのと、違ってた。

    興味がなくなり途中から、さらさらっと流し読み程度。

    ダメな親に、苦しむ息子。
    その親子に買われた男。

    最初は息子と、買われた男でイザコザがあるものの、だんだん仲良くなり、息子は親を見捨て(親は息子に見捨てられても、しょうがないくらいダメな親)買われた男と〜。

    息子は至って正常な判断だと思う。

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